次の文章を読んで問題に答えましょう
ゴムの力は、ゴムが持つ元の形に戻ろうとする性質から生まれます。輪ゴムを伸ばして手を離すと勢いよく飛ぶのは、この力が働いているからです。ゴムを引っ張ったりねじったりすると、内部にエネルギーが蓄えられ、そのエネルギーが解放される際に、物を動かす力となるのです。
ゴムの力を利用した例は身の回りにたくさんあります。ゴムでっぽうで輪ゴムを飛ばす際には、ゴムを伸ばすほど大きな力が蓄えられ、輪ゴムはより遠くまで飛びます。ゴム動力の玩具も同様に、ねじられたゴムが元に戻ろうとする力を利用して動いています。ズボンのウエストゴムやドアストッパーなど、私たちの生活を支える様々な道具にもゴムの力が活用されています。
ゴムの力の大きさは、ゴムの種類や太さ、そして伸ばしたり縮めたりする量によって変化します。同じ種類のゴムでも、より長く伸ばすほど、また太いゴムほど、大きな力を発揮します。この性質を利用することで、目的に合わせた様々な使い方ができるのです。
ゴムの力を体験するには、簡単な実験がおすすめです。輪ゴムを色々な長さに伸ばして物を飛ばし、その飛距離を比べてみましょう。また、太さの異なる輪ゴムで同じ実験を行うことで、ゴムの太さが力に与える影響を観察することができます。これらの実験を通して、ゴムの持つ不思議な力をより深く理解することができるでしょう。
① ゴムを引っ張ったりねじったりすると、ゴムの中に何が蓄えられますか。
② ゴムの力が利用されている例として、文章中に書かれているものを一つ書き抜きましょう。
ゴムの力が最も大きく働くのは、次のうちどれですか。
ア．少しだけ伸ばした細いゴム
イ．少しだけ伸ばした太いゴム
ウ．長く伸ばした細いゴム
エ．長く伸ばした太いゴム
④ ゴムの力は、ゴムのどのような性質から生まれますか。文章中から書き抜きましょう。
