「やっと全問正解した」から、「今度は全問正解したい」へ変わった日

学校に行きづらい子どもの学びを整えるという選択肢

「このままで大丈夫なのか」と感じている方へ。

モアナビ協創学園では、
子どもの学びの現在地を見取り、
その子に合った一歩をデザインしています。

不登校や行き渋り、別室登校のご相談にも対応しています。

👉 モアナビ協創学園の取り組みを見る

「やっと全問正解したことです」

「うれしかったことは、やっと全問正解したことです。」

算数のプリントを終えたあと、子どもはそう書いていました。

取り組んでいたのは、「体積の求め方のくふう」。

この日の記録には、教師のこんなメモも残っていました。

「初めて全問正解出来て本人も自信になったようだった。」

“全問正解”という結果だけを見ると、ただうまくできた日のようにも見えます。

でも、実際の学習の流れを見ると、そこにはもっと小さな積み重ねがありました。


続けて取り組んでいた算数プリント

この日は、そのあとも続けて算数のプリントに取り組んでいました。

  • 小数をかけるかけ算
  • 小数でわるわり算

振り返りには、

「今回は、全問正解しました。」

という言葉が続いていました。

問題を解いて、確認して、また次へ進む。

特別な演出があるわけではありません。

でも、“やっと”という言葉が入っていることからも、ここまで簡単にたどり着いたわけではないことが見えてきます。

何度も取り組みながら、少しずつ積み重ねてきた中での「初めて」だったのだと思います。


「1問だけ間違えた」

ただ、この日の記録で印象的だったのは、そのあとでした。

次に取り組んだ「割合を表す小数」のプリントでは、

「1問だけ間違えた。」

と振り返っていました。

全問正解が続いていた流れの中での、たった1問のミス。

それでも学習は止まりませんでした。

続いて取り組んだ「何倍になるかを考えて」のプリントでは、時間をかけながら問題に向き合っていました。

そして、振り返りにはこう書かれていました。

「今度は全問正解したいです。」


「できた」で終わらなかった

最初の「やっと全問正解した」は、“できたこと”への喜びでした。

でも、「今度は全問正解したい」は少し違います。

そこには、「次はどうしたいか」が入っています。

間違えたことを悔しがって終わるのではなく、次の学習につながる言葉になっていました。

最後の「最小公倍数」のプリントでは、

「今回は、全問正解できませんでした。」

と書いていました。

それでも、この日は最後まで算数に取り組み続けていました。


小さな変化が残っていた日

全部うまくいった日ではありません。

間違いもあったし、思った通りにならなかった問題もありました。

それでも、

「やっと全問正解した」

で終わるのではなく、

「今度は全問正解したい」

という言葉が残った。

その変化が、この日の学習記録には残っていました。

タイトルとURLをコピーしました