「37秒で終わった」子と「難しかったけど行けた」子の違い

「うれしかったことは37秒で終わったことです。」

割り算のプリントを終えたあと、そう振り返りました。
本当に、あっという間に終わっていました。

学校に行きづらい子どもの学びを整えるという選択肢

「このままで大丈夫なのか」と感じている方へ。

モアナビ協創学園では、
子どもの学びの現在地を見取り、
その子に合った一歩をデザインしています。

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37秒で終わったあとに起きたこと

取り組んだのは割り算のプリント。
学習時間は37秒でした。

問題に迷う様子はほとんどなく、手を動かし続けてそのまま終わりまでたどり着きました。

終えたあとに残ったのは、「できた」という達成感というより、
「すぐ終わった」という感覚でした。

そのあと、その子は自分で気づきます。
このプリントは簡単だった、ということに。

特別な声かけがあったわけではありません。
誰かに言われる前に、自分でそう判断していました。

そして、そのまま次の課題を選び直します。

同じレベルの問題を続けるのではなく、
今の自分に合うものへと、自分で切り替えていきました。

終わったあとに止まるのではなく、次へ動いていたこと。
その一歩が、この場面にありました。

「難しかったけど、頑張れば行けた」

別の机では、引き算の筆算に向き合っていました。

くり下がりがあるかどうかを確認しながら進める場面もあり、
最初からすべてをスムーズに進められたわけではありませんでした。

途中で手が止まりそうになる場面もありましたが、
確認しながら一問ずつ進めていきます。

やがて、確認をしなくても自分で解ける問題も出てきました。

学習時間は38分20秒。
短時間で終わる内容ではありませんでしたが、途中でやめることなく最後まで取り組みました。

そして、振り返りに残っていたのはこの言葉でした。

「難しかったけど、頑張れば行けた」

できたかどうかだけではなく、
難しさを感じながらも進めた実感が、そのまま言葉になっていました。

止まらなかった2つの場面

ひとつは、「簡単すぎた」と気づいた場面。
もうひとつは、「難しかったけど進めた」場面。

正反対のように見える2つの場面ですが、共通していることがあります。

どちらも、そこで止まらなかったことです。

簡単だったから終わりにするのではなく、次を選び直したこと。
難しかったからやめるのではなく、最後までやり切ったこと。

それぞれの状況に応じて、自分の行動を変えていました。

小さな変化

この日の変化は、大きな成果ではありません。

「すぐ終わった」と感じて、自分で次を選び直したこと。
「難しかった」と感じながらも、最後まで進めたこと。

どちらも、ほんの小さな動きです。

けれど、その小さな動きが、
次にどんな学び方をするかを少しずつ変えていきます。

止まらなかったという事実の中に、
確かな変化が生まれていました。

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