問題の意味がわからなかった。でも、自分の知識で答えを見つけた日

「これ、何を聞かれているの?」

理科のプリントに取り組んでいた子が、最初の問題で手を止めました。

答えがわからなかったのではありません。問題文を読んでも、何を答えればよいのかがつかめなかったのです。

学校に行きづらい日があっても、
学びを止めない選択肢があります。

モアナビ協創学園では、
一人ひとりの現在地から、
無理のない一歩を整えていきます。

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最初に立ち止まったのは「月と太陽」の問題

この日取り組んでいたのは、理科の「月と太陽」の学習でした。

ボールとライトを使いながら、月と太陽の位置関係を考える内容です。

学習は順調に進んでいるように見えましたが、最初の問題で少し戸惑いが見られました。

問題文を読んでも、何を考えればよいのかがわからない。

そんな場面です。

学習では、答えそのものを教えるのではなく、

「この問題は何について聞いているのかな」

「どこに注目するとよさそうかな」

と、一緒に問題文を整理していきました。

すると少しずつ、問題の意味が見えてきました。

答えを教えなくても解けた理由

問題の意味がわかり始めると、今度は自分で考え始めました。

ここで見えてきたのは、これまで学んできた知識です。

月の見え方。

太陽との位置関係。

これまで積み重ねてきた内容を思い出しながら、自分で答えを導いていきました。

最初は立ち止まっていた問題も、考えるポイントが整理されることで前に進めるようになりました。

わからなかったのは知識不足ではなく、「問題が何を求めているのか」をつかむ部分だったのです。

続いて取り組んだ「水よう液の性質」

その後は、「水よう液の性質」のプリントに取り組みました。

酸性・中性・アルカリ性。

リトマス紙の変化。

気体が溶けた水よう液。

金属との反応。

一つひとつの内容を確認しながら学習を進めていきました。

決して簡単な単元ではありません。

それでも学習の様子を見ていると、以前学んだ内容を手がかりにしながら考えている姿が見られました。

新しいことを覚えるというよりも、すでに持っている知識を使いながら整理しているような学習でした。

「身についている」が見えた瞬間

この日のアセスメントには、次のように記録されています。

フォローしながらも今まで学んだ知識から答えを導く事ができた。プリントをやりながら、しっかり身についてる事がよくわかります。

学習をしていると、どうしても「まだできないこと」に目が向きがちです。

ですが、本当に大切なのは「できるようになったこと」が次の学習で使えるかどうかです。

知識は覚えただけでは力になりません。

必要な場面で思い出し、使い、答えにつなげられて初めて自分の力になります。

この日は、その姿がよく見えた時間でした。

学びは「わからない」から始まる

問題文を読んで立ち止まる。

何を聞かれているのかわからない。

そんな場面だけを見ると、うまく進んでいないように見えるかもしれません。

けれど実際には、そのあとが大切です。

問題を整理しながら考える。

これまでの知識を思い出す。

そして、自分で答えを見つける。

この日の学びは、まさにその流れでした。

最初の一問で立ち止まったからこそ、積み重ねてきた知識が自分の力になっていることが見えた一日でした。

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