「1200の25%がわからなかった。」から始まった算数検定7級の1週間

「1200の25%を求める問題です。」

6月23日の振り返りには、そんな言葉が残っていました。

できた問題でも、正解した問題でもありません。

その日に一番印象に残った「難しかった問題」の名前でした。

その二日後。

同じ子どもの振り返りには、別の言葉が記録されていました。

「%の求め方ですです。」

わからなかった問題が、「わかったこと」に変わっていた1週間でした。

学校に行きづらい日があっても、
学びを止めない選択肢があります。

モアナビ協創学園では、
一人ひとりの現在地から、
無理のない一歩を整えていきます。

👉 実際の学びの様子を見る

最初に並んでいたのは「すらすらできた」という言葉

6月23日。

算数検定7級の過去問題集に取り組み始めた最初の振り返りには、自信のある言葉が並んでいました。

「すらすらミスなしでできたことです。」

「すらすら間違いなく出来たことです。」

問題を解き進めるスピードも速く、確認時間を含めても短時間で次々とプリントを終えていきます。

グラフを読み取る問題では、

「グラフをちゃんと読めてできたことからです。」

合同な図形の問題では、

「ちゃんと合同な四角形に対応するのを求められたです。」

分数の計算では、

「ちゃんと分数のたしざんひきざんで通分ができたことです。」

さらに、

「位を間違えずに出来たところです。」

「◯と□の関係を式にちゃんと表すことができたということです。」

算数検定7級で求められる幅広い内容を、一つずつ着実に解いていく姿が記録に残っていました。

その中で初めて立ち止まった問題

そんな中で、初めて「難しかったこと」として記録されたのが割合の問題でした。

「1200の25%を求める問題です。」

この日の記録を見ると、この問題に取り組んでいた時間はそれまでより長く、調べながら考える時間も発生しています。

さらに別の場面では、

「駅から市役所までの道は3000メートルです。駅から市役所までA社のタクシーで行くと料金はいくらですかという問題です。」

という文章題も難しかった問題として残されていました。

計算そのものではなく、

文章を読み取り、

必要な情報を整理し、

どの式を使えばいいのかを考える。

算数検定7級らしい問題に出会い、立ち止まった瞬間だったのかもしれません。

二日後、「難しかった」が「わかった」に変わっていた

そして6月25日。

振り返りに残っていたのは、こんな言葉でした。

「%の求め方ですです。」

二日前に「難しかった」と書いていた割合の問題。

それが今度は「わかったこと」として記録されていました。

さらに同じ日には、

「円の周りの長さの求め方です。」

という振り返りもあります。

そして翌26日には、

「円周の求め方がわかったことです。」

という言葉が残っていました。

難しかった問題を覚えて終わるのではなく、

理解したことが次の日の記録に残っていく。

数日にわたる記録だからこそ見えてくる変化でした。

「できた」から「できるようになった」へ

この1週間の記録を読んでいると、振り返りの言葉そのものも少しずつ変わっていきます。

最初は、

「できた。」

「間違えなかった。」

という表現が多く見られました。

それが後半になると、

「できるようになった。」

という言葉が増えていきます。

「三角形の角は全部同じだからその性質を利用してすることができるようになったことです。」

「ちゃんと少数のわり算をできたことです。」

「どの計算の決まりを使って工夫して計算しているか選べたことです。」

「何の倍数が50まで何個あるか求められたことです。」

答えだけではなく、

どんな性質を使ったのか。

どんな考え方を使ったのか。

振り返りの視点そのものが変わっていく様子が見えてきます。

「楽しかった」が残っていた日

この1週間の記録の中で、もう一つ印象的だった言葉があります。

「開いている数を埋めていくのが楽しかったことです。」

算数検定7級の問題は、

分数、

割合、

図形、

円周、

文章題、

表やグラフ、

大きな数、

単位変換など、

さまざまな分野が混ざっています。

決して簡単な問題ばかりではありません。

それでも振り返りの中に、

「楽しかった」

という言葉が自然に残っていました。

問題を解くことそのものを楽しんでいたことが伝わってきます。

自分で図を書いて考える

26日の記録には、

「じっさいに図にかいてできたことです。」

という振り返りもありました。

頭の中だけで考えるのではなく、

図に描いて整理する。

実際に手を動かしながら考える。

問題に合わせて方法を変えながら解いていく姿が見えてきます。

算数検定の問題は、一つの計算方法だけでは解けません。

だからこそ、

図を描く。

表を見る。

性質を使う。

工夫して計算する。

そんな様々な考え方が必要になります。

最後に残っていた言葉

そして、この1週間の最後に近い記録には、こんな言葉がありました。

「わからなかったけれどよく考えたらできたことです。」

すらすら解けた問題。

立ち止まった問題。

調べながら考えた問題。

そして、理解できた問題。

その全部を通ったあとに残ったのは、

「考えたらできた。」

という実感でした。

6月23日に「1200の25%が難しかった」と書いていた記録から始まった1週間。

その変化は、点数ではなく、子ども自身の言葉の中に残っていました。

タイトルとURLをコピーしました