答え
日本の主要な工業地帯は、高度経済成長期以降、太平洋ベルト地帯を中心に発展しました。特に重要なのは、京浜、中京、阪神の三大工業地帯です。
京浜工業地帯は、首都圏に位置し、多様な産業が複合的に発達しています。輸送用機械、電気機械、化学、印刷などの分野で高い生産力を誇ります。
中京工業地帯は、愛知県を中心とする地域で、自動車産業を核とした輸送用機械器具製造業が集積し、国内最大の製造品出荷額を誇ります。
阪神工業地帯は、大阪府と兵庫県に広がり、金属、機械、化学工業などが中小企業を中心に多様に展開しています。これらの工業地帯は、原材料の輸入や製品の輸送に有利な臨海部に形成され、日本の経済発展を牽引してきました。
近年では、それぞれの地域が独自の技術力を基盤にして、高付加価値製品の生産や新たな産業の創出に取り組んでいます。
① この文章で述べられている、日本の特に重要な工業地帯を3つ答えましょう。
京浜工業地帯、中京工業地帯、阪神工業地帯
② 国内最大の出荷額を誇る工業地帯はどこでしょう。
中京工業地帯
③ 文章の中で、「牽引(けんいん)してきた」とありますが、これはどのような意味ですか。次のア~エの中から最も適切なものを選び、記号で答えましょう。
ア.ゆっくりと後ろから押してきた
イ.勢いよく引っ張って先頭を進んできた
ウ.静かに見守ってきた
エ.ときどき応援してきた
イ
④ 近年、日本の工業地帯ではどのような取り組みが行われていますか。文章の中から抜き出して書きましょう。
独自の技術力を基盤にして、高付加価値製品の生産や新たな産業の創出に取り組んでいます。