
「空気1立方メートル中に含むことのできる水蒸気の最大量を飽和水蒸気量ということです。」
理科のプリントを終えたあと、ある子がそう振り返っていました。
この日の理科は、答えを書くだけではなく、言葉の意味をひとつずつ確かめながら進んでいました。
「飽和水蒸気量」を調べながら進めた学習
最初に取り組んでいたのは、「大気中の水蒸気と雲の出来方」の学習でした。
17分以上の学習時間のうち、実際に調べていた時間は12分以上。
振り返りには、
「空気1立方メートル中に含むことのできる水蒸気の最大量を飽和水蒸気量ということです。」
と書かれていました。
プリントを埋めるだけではなく、理科の言葉そのものを確認しながら進めていたことがわかります。
天気図を見ながらわかったこと
続くプリントでも、「大気中の水蒸気と雲の出来方」に取り組んでいました。
ここでは、
「天気図で高気圧が数字が大きくて低気圧は数字が小さいこと」
を理解したと振り返っています。
調べる時間は5分以上。
さらに、教師と確認しながら進める場面もありました。
「難しかった」と書き残した問題
3枚目のプリントでは、難しい問題にもぶつかっていました。
振り返りには、
「Dの空気1リッポウメートル中にはあとおよそ何gの水蒸気を含むことができるかという問題」
が難しかったと残されています。
このプリントでは、調べた時間が14分54秒。
さらに、相談時間も2分以上ありました。
わからない問題に出会ったとき、そのまま止まるのではなく、調べたり確認したりしながら進めていたことが記録から見えてきます。
「西高東低」や「気団」を自分の言葉で整理する
そのあと学習は、「気団と前線」へ進みました。
ここでも、
「冬の気圧配置は西の大陸上で高気圧が発達し東の太平洋上で低気圧が発達する。このような気圧配置を西高東低ということです。」
「気温や湿度がほぼ等しい空気の塊を気団ということです。」
「日本の上空には偏西風とよばれる西風が常に吹いていることです。」
と、学習のたびに自分の言葉で整理していました。
理科の用語を丸暗記するというより、「これはどういう意味なんだろう」と確かめながら進めている様子が続いていました。
調べながら理解をつないでいく時間
この日の記録で印象的だったのは、「調べた時間」の長さでした。
6枚のプリントのうち、多くで学習時間のほとんどを調べる時間に使っています。
わからない言葉が出てきたときに、そのまま答えを見るのではなく、自分で確認しながら進める。
その積み重ねの中で、「飽和水蒸気量」「気団」「偏西風」といった言葉が、少しずつ意味のあるものとしてつながっていったようでした。


