「うーん…」と悩んだあとに見えてきた。てこのしくみを自分で考えた理科の時間

「うーん……。」

プリントを前にして、しばらく考え込んでいました。

答えを急ぐのではなく、どう考えればいいのかを探していた理科の時間です。

学校に行きづらい日があっても、
学びを止めない選択肢があります。

モアナビ協創学園では、
一人ひとりの現在地から、
無理のない一歩を整えていきます。

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てこの問題で立ち止まった

この日取り組んでいたのは、6年生理科の「てこのはたらき」です。

支点、力点、作用点。

てこがつり合う条件。

身の回りの道具に使われているてこのしくみ。

プリントには、考えながら整理しなければならない内容が並んでいました。

最初は、「うーん」と言いながらプリントに向かっていたそうです。

答えがすぐには見つからず、手が止まる場面もありました。

教科書を見ながら考える

そこで行ったのは、答えを教わることではありませんでした。

まずは教科書を見ること。

そして、書かれている内容をもとに考えることでした。

プリントの問題と教科書を見比べながら、一つひとつ確認していきます。

ただ言葉だけを追うのではなく、「これはどんな場面だろう」と考えながら進めていました。

目の前にある物に置き換えてみる

さらに、てこのしくみを身近な物に置き換えて考えました。

実際に目の前にある物を見ながら、

「ここが支点かな」

「力を入れる場所はどこだろう」

とイメージを重ねていきます。

教科書の図だけでは分かりにくかった内容も、実際の物と結び付けることで少しずつ整理されていきました。

理科の学習では、言葉だけで理解するよりも、実際の現象や物と結び付けて考えることで見えてくることがあります。

この時間もまさにそんな場面でした。

「力×距離」を一緒に確かめる

てこの学習では、つり合いの条件を考える問題もありました。

オモリの重さ。

支点からの距離。

どちらか一方だけではなく、その両方が関係しています。

問題を前にして考えながら、

「重さと距離の両方を見るんだ」

ということを確認し、

オモリの重さと支点からの距離を掛け合わせながら答えを導いていきました。

すぐに解けたわけではありません。

けれど、考える材料がそろうと、自分で計算しながら答えにたどり着くことができました。

できるようになる前の大切な時間

この日の学習計画では、「てこのはたらき」に関する内容がすべて「ヒントでできた」になっていました。

まだ完全に一人で説明できる状態ではないかもしれません。

それでも、

教科書を使う。

身近な物に置き換える。

重さと距離の関係を考える。

そうした過程を通して、少しずつ理解を積み上げていました。

教師の記録には、

「もう何回か繰り返すと理解が深まりそう」

と残されています。

分かったつもりで終わるのではなく、考えながら理解をつくっていく。

この日の理科では、その途中にある大切な時間を見ることができました。

「うーん……。」

と悩んでいた時間は、立ち止まっていた時間ではありません。

自分の力で理解しようとしていた時間だったのだと思います。

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