開港記念日特別プログラムの様子
6月2日(木)は開港記念日で横浜市の小学校は休校でしたので、10:00-12:00に特別プログラムを実施しました。 たくさんの子どもたちが参加してくれて、みんな夢中になって活動していました。
ピンポンジェットコースター
ホワイトボードに磁石で自作のレールを取り付けてピンポン球を転がします。 MOANAVIには壁全体に8枚のホワイトボードがあるので、ダイナミックな作品を作ることができます。 ゴールまで転がるように、何度も試行錯誤して取り組んでいました。
ピンポンジェットコースターでは、カーブを作ってみたり、ピンポン球をジャンプさせてみたりするなど、アイデアをすぐに形にして何度も試すことができます。 うまくいかなかったらすぐに原因を追究して、修正しながら問題解決に取り組むことができるのです。 問題解決力を高めるためには、「よく見る・よく考える・やってみる」を何度も繰り返すことが大切です。 問題解決に取り組んだ結果がすぐに分かるところがこの教材のよいところだと思います。 ピンポン球が自分が意図した行動になるようにレールを配置していく作業は、プログラミング的思考にもつながります。 また、物のスピードや落下速度についても体験的に学習することができます。 このような視点から、ピンポンジェットコースターはSTEAM教育に適しています。
これからの社会においては「協働」や「助け合い」も重要です。 活動に取り組んでいる子どもたちは、自然とお互いに声を掛け合い、協働的に取り組み始めました。 協力しながら一つの作品を作るだけでなく、 「こうしたらうまくいくかもよ。」 と、上級生が下級生にアドバイスをするなどの姿も見られました。 複学年で学べるMOANAVIならではの姿にほっこりしました。
混ぜるとシュワシュワ
水に溶かした重曹とクエン酸を混ぜ合わせると炭酸ができます。 混ぜたらシュワシュワするこの不思議な反応に、みんな夢中になりました。 シュワっとした瞬間に見せる子どもたちの笑顔がすてきです。 混ぜる量を変えてみたり、水を加えるタイミングを変えてみたりするなどの工夫をする子どもたち。 「科学っておもしろい。」 そう感じられる子どもたちを増やしていきたいです。
スライム作り
子どもたちはスライム作りが大好きです。 MOANAVIではこれまでの体験プログラムの中で何度もスライム作りを行なってきました。 スライムを初めて作る子どもも、リピーターの子どもたちも、きれいな色のスライムをたくさん作っていました。
自分が作ったスライムを愛おしそうに見つめる子どもたち。 自宅に持ち帰った後も、ずぅっとスライムで遊び続けているそうです。 スライムの魅力ってすごい。
砂鉄を入れて作ったスライムに磁石が食べられていく様子を真剣な眼差しで見つめる子ども。 「なんでだろう?」 「どうなるのかな?」 好奇心は子どもが深く学ぶための出発点です。
塩が溶けるミクロの世界
食塩を一粒手に取り、デジタル顕微鏡にセットして観察しました。 普段の生活の中で塩をじっくり観察することがないので、 「塩って箱の形をしているんだね。」 といった新たな発見がありました。 ストローを使って水を一滴とり塩にかけると、少しずつ水に溶けていく様子を観察することができました。 子どもたちは箱の形からだんだん小さくなって見えなくなるまでの様子をじっと観察していました。 科学は私たちの身の回りに当たり前のようにあるものです。 でも、当たり前すぎて普段は気に留めることはありません。 見えているようで見ていないのです。 きっかけと適した道具さえあれば、子どもはよく見て、よく考えて学び始めます。 子どもたちに豊かな学びを提供できるように、これからもMOANAVIは活動していきます。
参加した子どもたちの声
学習後に振り返りを行うことは、学びを確かなものにするためだけでなく、次の学びへとつなげるために大切です。
MOANAVIでは、活動終了後にみんなで車座になって学習の振り返りを行なっています。
- レールを作って転がしてゴールに行くのが楽しかった。
- 急だったら落ちちゃうし、真っ直ぐだと止まっちゃうから調節するのが難しかった。
- レールをどうやって調節するか考えるのが楽しかった。
- スライムが作れて楽しかった。水色のスライムがお気に入りです。
- スライムを5個作れて楽しかった。ピンクが好き。
- 混ぜたらシュワシュワするからびっくりした。
- 三ツ矢サイダーみたいだった!
- 塩が普通は小さいのに、顕微鏡で見たらすごい大きかった。
6月12日(日)と6月26日(日)の10:00-12:00にも特別プログラムを開催します。 これらの活動を体験したい人のご予約をお待ちしています。 ご予約やお問い合わせはLINE公式アカウントからご連絡ください。