子どもたちはどこまでできるか

子どもたちは、どこまで主体的に学び、考えることができるのでしょうか?この記事では、小学5年生の社会科の授業を通じて、子どもたちが資料を活用しながら学ぶ様子や、黒板を自由に使った板書活動を紹介します。子どもたちの可能性を引き出す工夫について、一緒に考えていきましょう。


理科と社会の違いを知る

今回の授業は、小学5年生の社会科「水産業」の単元でした。理科と社会には共通点がありますが、事実を集める方法に違いがあります。

  • 理科:実験や観察を行い、自分で事実を確かめる
  • 社会:資料や教科書を活用して、事実を集める

この授業では、「水揚げされた魚は、どのように食卓まで届くのだろうか?」という学習課題をもとに、子どもたちは資料を活用して答えを探しました。

資料を活用する力を育む

子どもたちは、次のような方法で情報を集めました。

  • 教科書や資料集を「よく見る」
  • 見つけた情報をノートにメモする
  • iPadで写真を撮り、後から見直せるようにする

サンマやマグロの流通経路を調べる中で、子どもたちは自分たちで情報を整理し、比較しながら学びを深めていきました。

黒板を解放することで主体性を引き出す

この授業では、「水揚げ」から「食卓」までの流れを黒板にまとめる活動を行いました。ただし、教師が書くのではなく、黒板を子どもたちに解放し、自分たちで板書を進めることに挑戦しました。

子どもたちの板書の工夫

  • サンマとマグロの情報を上下に書き分け、比較できるように整理
  • 流通の順番を時系列で整理
  • 友達の書いた内容に補足を加え、より詳しい説明を追加

結果:子どもたちが自分たちだけで、黒板を論理的に整理し、学びを深めることができました。教師が板書をすべて管理しなくても、子どもたちは十分に考えながら進める力を持っていることに気づかされました。

自分たちで考えながら学ぶ

板書が完成した後、子どもたちは自分たちの言葉で内容を説明しました。

  • 書いた人が、内容を時系列で説明
  • 友達が補足説明を加える
  • iPadで撮影した写真を見せながら説明

この過程を通じて、子どもたちは「食卓に届くまで、新鮮さを保つために様々な工夫をしている」という結論を導き出しました。

もっと工夫できること

今回の授業を振り返ると、さらに分かりやすい学びにするために工夫できることが見えてきました。

改善のポイント

  • 板書の色分けのルールを決め、より見やすくする
  • まとめるときの文章の流れを整理し、分かりやすくする
  • 他の事例とも比較し、理解を深める

授業の終わりには、子どもたちから「社会、楽しかった!」という声が聞こえてきました。学びが楽しくなれば、子どもたちは自ら進んで考え、成長していきます。教師ができることは、まだまだたくさんありそうです。


まとめ

今回の授業では、子どもたちが主体的に学ぶ力を持っていることを実感しました。黒板を解放し、資料を活用させることで、子どもたちは自分たちの力で情報を整理し、学びを深めることができました。教師がすべてを教えるのではなく、子どもたちが自ら考え、学ぶ機会を作ることが大切です。

MOANAVIの学びについて

MOANAVIでは、対話と体験を大切にした学習を通じて、子どもたちの力を引き出しています。自分で考え、仲間と協力しながら学ぶことで、より深い理解につながります。お子さんの学びをサポートしたい方は、ぜひMOANAVIの取り組みをチェックしてみてください!

記事を書いた人

西田 俊章(Nishida Toshiaki)

STEAM教育デザイナー / 株式会社MOANAVI代表取締役

理科・STEAM教育の専門家として、20年以上にわたり子どもたちの学びに携わる。文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』の著者であり、TVやラジオで教育解説の経験ももつ。「体験×対話」の学びを大切にし、子どもたちが楽しく学べる環境を提供している。

📚 経歴・資格
✅ 文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』著者
✅ 元公立小学校教員(教員歴20年)
✅ 横浜国立大学大学院 教育学研究科 修士(教育学)
✅ TVK『テレビでLet’s study』理科講師として出演
✅ Fm yokohama『Lovely Day』でSTEAM教育を解説

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