ヒンメリ作りの授業のポイント

ヒンメリの特徴

ヒンメリは主に三角形を組み合わせて作ります。三角形は変形しにくい形なので、建築などにも用いられます。トラス構造といいます。

橋の構造や東京タワーなども、鉄骨を三角形に組み合わせて作ってありますので、授業前後に写真などで紹介すると、ものづくりへの関心をより高めることができます。

材料

ストロー

アルミの針金

凧糸

ストローは紙ストローを使うと柔らかい雰囲気になりますのでおすすめです。

針金は、ストローに糸を通すときに使います。針金の先2cmくらいを折り曲げてペンチで潰し、糸を引っ掛けて使います。針金の長さはストローより少し長くなるようにしましょう。アルミ製が柔らかくて使いやすいです。

凧糸はレース糸などもおすすめです。糸は2mくらいあれば大丈夫です。大きな作品になると足りなくなることもありますが、それ以上長くすると、絡まるなどして作りにくくなります。結び目がストローの中に隠れるようにして継ぎ足せば大丈夫です。

作り方

ストロー3本に糸を通して三角形を作ったら、固結びをして三角形が動かないようにします。

その後はストロー1〜2本ごとに三角形が作れますので、三角形ができるごとに固結びをして固定していくとキレイに作ることができます。

展開図を描きながら少しずつ進めてあげるとよいです。その際、通したストロー順に番号を振っていくと分かりやすくなります。

平面から立体に立ち上げると、一気に作りにくくなります。また、子どもたちは混乱しがちです。

「何番と何番のストローの間につなぎます」と言ってあげると少し分かりやすくなります。

糸が絡まらないようにゆっくり通すことや、絡まってしまったら落ち着いて戻すことなども先に指導しておくと、子どもたちは安心して作業できます。

初めは正四面体から始めるとよいでしょう。ヒンメリ作りのポイントがつかみやすいです。