【子どもと社会貢献】“やさしさ”だけじゃない。「お金」「しくみ」「行動」を学ぶ夏にしよう

長い夏休み。せっかくなら、子どもに“未来につながる経験”をさせてみませんか?
MOANAVIの子どもたちは、「社会のためにできることはないか?」という問いから、自分たちで収益を生み出して寄付するというチャリティープロジェクトを始めました。
この夏は、“助けたい”というやさしさを、現実と結びつける学びのチャンスにしてみましょう。


1. 「社会のために、何かできることはないか?」から始まった

MOANAVIの子どもたちのプロジェクトは、ある一つの問いから始まりました。
それは、「社会のために、何か自分たちにできることはないだろうか?」というもの。

日頃から動物が好きだった子どもたちは、野毛山動物園を応援したいという気持ちをもち、寄付活動をしようと考えます。
でも、話し合いを重ねる中で、すぐに次の問いが浮かびました。

  • 募金って、どうやって集めるの?
  • 続けるには、どうしたらいい?
  • 自分たちでお金をつくることはできないかな?

このプロセスを通じて子どもたちは、社会貢献には“資金”と“仕組み”が必要であるという現実に自然と向き合い始めました。


2. “やさしさ”だけでは動かない社会に、自分たちで仕組みをつくる

寄付のためにお金を集めるにはどうすればいいか?
「お願い」ではなく、「自分たちが誰かに喜んでもらえることをして、その対価を受け取る」方法を考えよう——。

こうして、チャリティーイベントを自分たちで企画・運営し、その収益を寄付にあてるというアイデアが生まれました。

  • ターゲットは3歳〜10歳の子どもとその保護者、高齢者
  • ワークショップは、スタンプでオリジナルグッズを作れる体験型に
  • アイテムによって価格帯を変え、来場者の選択肢を広げる
  • 材料費や収益のバランスも自分たちで試算

こうした一連の流れは、まさに社会に価値を提供し、対価を得て、社会に還元するという“循環型の社会貢献”でした。これはまさに、子ども版「ソーシャルビジネス」のはじまりです。


3. 夏休みこそ、“行動と思考をつなぐ”絶好のタイミング

普段は学校や習いごとに追われがちな子どもたちにとって、夏休みは自分の頭と体を使って動ける貴重な時間です。

  • 自分たちで考える
  • 仲間と話し合う
  • 実際にやってみる
  • 反応を見て、工夫する

MOANAVIの子どもたちはこの夏、11月のお祭りに向けて、“助けたい”という気持ちを具体的な行動に落とし込む準備を始めています。

社会に向けた行動は、特別な誰かがするものではなく、
「今の自分にできることから始める」ことなのだという実感を、彼らは少しずつ手に入れていくのです。


4. 家庭でもできる「社会との接点づくり」

夏休みに「社会貢献」という言葉はやや大きく感じるかもしれません。
でも、本質は「誰かの役に立ちたい」という気持ちを、実際の行動につなげてみること」です。

✅ 家庭でできるアプローチ

  • 困っている人や動物について話題にする(例:動物園のニュース、地域の課題など)
  • 「その人のためにできること、何かあるかな?」と一緒に考える
  • 身近なイベントや取り組みへの参加を通じて、行動につなげてみる

こうした対話は、子どもの“やさしさ”に仕組みと責任感を育てるきっかけになります。


「社会とつながる」夏を、親子でつくろう

社会貢献は、余裕のある大人が行う立派な行為ではありません。
「自分にできることから始めよう」と動き出したとき、すでに社会は少し動いているのです。

MOANAVIでは、子どもたちが「やさしさ」だけでなく、「現実を知り、考え、行動し、仕組みを作る」力を育てています。
この夏、ぜひ一緒に「社会とつながる経験」を始めてみませんか?

✔️ 春に行ったお祭りプロジェクトの詳細はこちら
✔️ 見学・体験の申し込みは随時受付中です。

タイトルとURLをコピーしました