AI時代に求められるのは『人間力』?MOANAVIの新しい学びとは?

AIが当たり前に使われる時代、子どもたちに必要な力とは何でしょうか?
この記事では、MOANAVIが提供する「人間」カリキュラムの内容や、その価値・魅力について詳しく解説します。AI時代における人間の役割とは?子どもたちにどんな学びが必要なのか?ぜひ最後まで読んでみてください。


1. AI時代に必要な力とは?

AIが進化し、多くの仕事が自動化される中で、これからの子どもたちに求められるのは、単なる知識ではなく 「人間にしかできないこと」 です。

具体的には、次のような力が重要になります。

  • 創造力:新しいアイデアを生み出し、問題を解決する力
  • 共感力:人の気持ちを理解し、適切にコミュニケーションをとる力
  • 倫理的判断力:何が正しいのかを考え、行動に移す力
  • 主体性:自分の意志で学び、行動を起こす力

これらの力を育むために、MOANAVIでは 「人間」 という新しい学びの枠組みを設けています。


2. MOANAVIの「人間」カリキュラムとは?

MOANAVIの「人間」カリキュラムでは、 社会活動・経済活動・哲学 などをテーマに、子どもたちが 「自分が社会の一員としてどんな役割を果たせるか」 を学んでいきます。

主な学習テーマは次のとおりです。

① 社会活動を学ぶ

社会の仕組みを知り、地域や世界とつながる力を育みます。

活動例

  • 地域の課題を調査し、解決策を考えるプロジェクト
  • ボランティア活動を通じて、社会貢献を体験する
  • 環境問題について学び、エコ活動を実践する

② 経済活動を学ぶ

お金の流れやビジネスの仕組みを知り、自分で価値を生み出す経験をします。

活動例

  • 「子ども商店」を運営し、商品を販売する体験
  • クラウドファンディングを活用したプロジェクト
  • 価格の決まり方やマーケティングを学ぶワークショップ

③ 哲学を学ぶ

「生きるとは?」「正義とは?」といった問いを考え、自分なりの答えを見つける力を育みます。

活動例

  • 倫理的な問題についてディスカッションする授業
  • 未来の社会について考える「未来デザイン」ワークショップ
  • 名言や偉人の生き方を学び、自分の価値観を深める

3. 実践的な学びの場:「お祭りプロジェクト」

MOANAVIでは、学びを「実際の行動」に結びつけることを大切にしています。
その一環として、現在進めているのが 「お祭りプロジェクト」 です。

お祭りプロジェクトとは?

子どもたちが企画・運営し、収益を得ることで 経済活動 を学び、その収益を使って 社会貢献 をするプロジェクトです。

子どもたちが実践すること

  • 企画:お祭りのテーマや出し物を考える
  • 販売:ハンドメイド作品や体験イベントなどを通じて収益を得る
  • 運営:チームで役割を分担し、成功させるために協力する
  • 収益の活用:社会貢献につなげる(寄付、福祉施設へのプレゼントなど)

これにより、 「自分たちの活動が社会に役立つ」 という実感を持つことができます。


4. なぜMOANAVIの「人間」カリキュラムが魅力的なのか?

MOANAVIの「人間」の学びは、他の教育機関ではあまり見られない独自のカリキュラムです。
なぜこれが魅力的なのか、3つのポイントを紹介します。

① AI時代に必要な力が身につく

学校では教わる機会が少ない「社会」「経済」「哲学」などを学ぶことで、AIに負けない「人間力」を育むことができます。

② 子どもが主体的に学べる

プロジェクト型学習を中心にしているため、「受け身の学び」ではなく、「自ら考え、行動する学び」ができます。

③ 未来のキャリアにつながる

社会活動や経済活動を実際に体験することで、将来自分がどんな仕事をしたいのかを考えるきっかけになります。


まとめ:AI時代に必要なのは「何をする人間になるか」を考えること

AIが発展する今こそ、 「AI時代に何をする人間になるか?」 を考え、行動できる力が求められています。

MOANAVIの「人間」カリキュラムは、 社会・経済・哲学 を実践的に学び、子どもたちが「社会の一員として何ができるか」を考える場です。

お子さんが 「ただ知識を詰め込むのではなく、実際に行動しながら学ぶ」 ことに興味があれば、ぜひMOANAVIの学びを体験してみてください!


MOANAVIについて

MOANAVIでは、 対話と体験を大切にした学習 を通じて、子どもたちが 主体的に学び、行動する力 を育んでいます。

「オルタナティブスクール」「フリースクール」をお探しの方や、横浜市で 新しい学びの場 を探している方は、ぜひMOANAVIの公式サイトをご覧ください!

記事を書いた人

西田 俊章(Nishida Toshiaki)

STEAM教育デザイナー / 株式会社MOANAVI代表取締役

理科・STEAM教育の専門家として、20年以上にわたり子どもたちの学びに携わる。文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』の著者であり、TVやラジオで教育解説の経験ももつ。「体験×対話」の学びを大切にし、子どもたちが楽しく学べる環境を提供している。

📚 経歴・資格
✅ 文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』著者
✅ 元公立小学校教員(教員歴20年)
✅ 横浜国立大学大学院 教育学研究科 修士(教育学)
✅ TVK『テレビでLet’s study』理科講師として出演
✅ Fm yokohama『Lovely Day』でSTEAM教育を解説


新着記事

人を思う街ってどんな街?子どもたちと描く未来のスマートシティ
4月のフリーオープンデーでは、「スマートシティをデザインしよう!」をテーマに、未来の街づくりを子どもたちと一緒に考えるSTEAMプログラムを開催しました。街に必要なものを自由に発想しながら、“誰もが心地よく暮らせる社会”について考える時間に。MOANAVIが大切にしている「科学・言語・人間・創造」の学びを通して、4Cスキル(創造力・批判的思考・協働・コミュニケーション)を育む一歩となりました。子どもたちの素直な視点から見えた未来都市のアイデアと、そこに込められた“人を思う力”を、ぜひご覧ください。
遊びの中に学びがある 〜ルールを工夫する力〜
MOANAVIでは、遊びをただの「余暇」ではなく、大切な「学びの場」として捉えています。今日は、外遊びと中遊びの時間に、子どもたちが見せてくれた“学びの瞬間”をご紹介します。怪我をした子も楽しめるルールの工夫や戦略性のあるボードゲームを通して、MOANAVIの子どもたちが学んだ力とは?
アートもAIができる時代、だからこそ「人間を学ぶ」STEAM教育が必要です。
AI(人工知能)がますます私たちの生活の中に入り込んできています。数年前までは「AIが絵を描く?音楽を作る?」と驚いていたことが、今では日常的に行われるようになりました。画像生成AIや自動作曲ツールなど、かつて“人間らしさの象徴”とされた創造的な行為でさえ、AIがこなせるようになった時代に、私たち人間は「何を学ぶべきか」を改めて考える必要があります。MOANAVI(モアナビ)では、STEAM教育を中心に据えながらも、あえて「人間を学ぶ」というテーマを重視しています。この記事では、MOANAVIの実践を通して、これからの教育においてなぜ「人間中心の学び」が大切なのかを、やさしくわかりやすくお伝えします。
【お祭りプロジェクト活動報告】子どもたちがつくった立て看板が完成しました!
MOANAVIで進行中の「お祭りプロジェクト」。子どもたちがゼロから企画・準備・運営にチャレンジするこのプロジェクトの一環として、手づくりの立て看板がついに完成しました!今回の看板制作は、単に「宣伝のための道具を作る」ことが目的ではありませんでした。誰に向けて、どんな言葉で、どんな色や形で届けるか――。「デザインすること」そのものを、学びのプロセスとして子どもたち自身が体験することを大切に進めてきました。
「勉強しなさい!」を言わなくても大丈夫。子どもの家庭学習を自然に促す方法とは?
家庭学習や宿題をめぐって子どもとバトルが絶えない…そんな保護者の悩みに応えるのが、"動機づけ"の学習理論と、子どもの行動を促す実践的な仕組みです。本記事では、学びへのやる気を引き出す「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」の活用法、MOANAVIの取り組み事例を紹介しながら、家庭でできる学習サポートのヒントをお届けします。
タイトルとURLをコピーしました