
夏から秋にかけてニュースでよく耳にする「台風」。
「学校がお休みになるのかな?」「外に出られなくて困るな…」と考えたことがある人もいるのではないでしょうか。
でも、台風ってそもそもどんなしくみで生まれるの?どうして日本にたくさんやってくるの?
この記事では、小学生のみんなにもわかりやすいように、台風の正体・強さの決まり方・安全に過ごすための準備を解説します。
さらに、途中にクイズや自由研究に役立つヒントもあるので、「台風博士」になれることまちがいなし!
読み終わったころには、台風がただの「こわいもの」ではなく、自然の力を学ぶきっかけになるはずです。
台風とは?【小学生にもわかる台風の正体】
台風とは、熱帯のあたたかい海で生まれる、とても強い低気圧のことです。海の水が太陽の熱で温められると、水蒸気になって空へどんどん上がっていきます。この水蒸気が冷やされて雲になるときに、たくさんのエネルギー(潜熱)が発生します。そのエネルギーを使って空気がさらに持ち上げられ、ぐるぐると回転しながら大きな渦(うず)を作るのです。これが台風の正体です。
台風の目ってなに?
台風の真ん中には「台風の目」と呼ばれる特別な空間があります。ここはまわりの嵐とは正反対で、風が弱く、青空が見えることさえある静かな場所です。なぜこんな不思議なことが起きるかというと、台風の中心では空気が上に吸い上げられ、地表には空気が少なくなるため「下降気流」が発生し、雲ができにくいからです。その結果、ぽっかりと穴のような「目」ができるのです。
台風と似ているものとの違い
実は台風とよく似た現象が世界の他の地域にもあります。呼び方がちがうだけで、基本の仕組みは同じです。
- 太平洋西部(日本の近く)で発生 → 台風
- 大西洋・カリブ海で発生 → ハリケーン
- インド洋や南太平洋で発生 → サイクロン
つまり、場所ごとに呼び名が変わるだけで、どれも「熱帯低気圧の強いもの」なのです。
クイズ①
台風の真ん中にある「台風の目」はどんな場所でしょう?
- とても危険で風が一番強い場所
- 静かで晴れることもある場所
- 海の上だけにできる場所
正解は 2. 静かで晴れることもある場所 です。
台風の目は、まわりで嵐が吹き荒れているのに不思議と穏やかな空間。ニュースで「台風の目に入りました」と言われるとき、実際には空が明るくなることもあるんですよ。
台風はどこで・どうやって発生するの?【仕組みと季節】
台風が生まれる場所
台風は、海の水温が26.5℃以上のあたたかい海で発生します。日本の近くでは、フィリピンの東や南シナ海など、熱帯地域の海で多く生まれます。なぜかというと、暖かい海は「水蒸気のエネルギー工場」のようなものだからです。
太陽の光で温められた海の水は水蒸気になり、空にどんどん上がっていきます。その水蒸気が冷えて雲になるとき、大量の熱(潜熱)が空気をさらに上へ押し上げます。こうして強い上昇気流が生まれ、空気が渦を巻いて巨大な雲のかたまりができるのです。これが台風のたまご(熱帯低気圧)です。
台風が強くなる理由
台風が発達するのは「エネルギーの循環」があるからです。
- 暖かい海から水蒸気が発生する
- 水蒸気が雲になり熱を出す
- その熱で空気がさらに上昇する
- もっと水蒸気を呼び込む
この「ぐるぐるサイクル」が続くことで、台風はどんどん大きく、強くなっていきます。まるでエンジンが回り続けるように、海が台風のパワーを生み出しているのです。
台風の季節
日本に台風が多いのは 夏から秋(7月〜10月) です。この時期は海水が一番あたたまっているため、台風が発生しやすくなります。特に8月と9月は「台風シーズンのピーク」といわれています。
逆に冬は海が冷たいので、台風はほとんど発生しません。日本の天気ニュースで「台風」がよく出てくるのが夏から秋に集中しているのは、この海水温が大きな理由です。
クイズ②
台風が生まれる条件として正しいのはどれでしょう?
- 海の水が冷たく、10℃くらいのとき
- 海の水があたたかく、26.5℃以上のとき
- 山の上で雪が降ったとき
正解は 2. 海の水があたたかく、26.5℃以上のとき です。
暖かい海から発生する水蒸気こそが、台風のパワーのもとになっているのです。
台風の進路と強さ【どうやって決まる?】
台風の進路はなぜ曲がるの?
台風はまっすぐ北に進むわけではありません。
その理由は、**大きな空気の流れ(偏西風や太平洋高気圧)**が関係しているからです。
- 発生直後(南の海) → 太平洋高気圧のふちをまわるように、西や北西に進む
- 日本の近くに来るころ → 偏西風(西から東へ吹く強い風)にのって、北東方向にカーブする
つまり、台風は「空気の道路」に乗って移動しているイメージです。夏は高気圧が強くて西寄りに進み、秋になると偏西風に押されて日本に向かいやすくなります。
台風の強さは何で決まる?
台風の強さは、主に 中心気圧と最大風速で決まります。
- 中心気圧:台風の真ん中の気圧。低いほど空気が強く吸い込まれて風が強い。
- 最大風速:台風の中心付近で観測される一番強い風の速さ。秒速17.2m以上で「台風」と呼ばれます。
気象庁では台風を「強い」「非常に強い」「猛烈な」と区分しています。特に「猛烈な台風」になると、木が倒れたり、建物の屋根が飛ばされる危険が出るほどです。
台風の大きさも分けられる
台風は「強さ」だけでなく「大きさ」でも区分されます。
- 強風域の半径が500km以上〜800km未満 → 大型
- 800km以上 → 超大型
超大型の台風は日本全体をすっぽり覆うほど広がり、遠く離れた地域でも大雨や強風をもたらすことがあります。
台風の進路予報
ニュースでよく見る「台風の進路予報円」は、台風がどの方向に動くかを予測したものです。
ただし、自然現象なので必ずしもその通りになるわけではなく、予報円のどこに進んでもおかしくない、という意味があります。
👉 台風は「空気の流れに乗って移動し、海のエネルギーで強さが変わる」というのが大きなポイントです。
クイズ③
台風が日本の近くでカーブして東に進むのはなぜでしょう?
- 偏西風という強い風に流されるから
- 日本列島が台風を押し返すから
- 富士山の高さにぶつかるから
正解は 1. 偏西風という強い風に流されるから です。
台風は自然の風の流れに従って進むため、季節によって進路が変わります。
台風の被害と私たちの生活への影響
台風がもたらす主な被害
台風は強い雨と風をともなうため、いろいろな被害を引き起こします。
- 大雨による洪水・土砂災害
河川の水位が上がって氾濫したり、山の斜面が崩れて土砂災害が起こる危険があります。特に山間部や川の近くでは注意が必要です。 - 強風による建物や交通への被害
家の屋根が飛ばされたり、電柱や木が倒れて道路をふさぐこともあります。電車や飛行機が止まったり、停電になることもあります。 - 高波・高潮
台風が海の近くを通ると、風と気圧の影響で海面が押し上げられ、大きな波や高潮が発生します。港や海辺の町では浸水の危険が高まります。
台風の被害が生活に与える影響
- 学校や仕事が休みになる:安全のために休校や休業になることがあります。
- 交通機関がストップ:電車・飛行機・バスなどが止まり、移動ができなくなることがあります。
- ライフラインの被害:停電や断水が起きると、電気・水道が使えなくなり、生活が不便になります。
- 農業・漁業への打撃:農作物が倒れたり、漁に出られなくなることで、食料にも影響が出ます。
👉 台風は「自然現象」ですが、日常生活にも大きくかかわるのが特徴です。ニュースで「台風接近により計画運休」と聞くのは、被害を最小限にするための対応なのです。
台風の被害から身を守るための工夫
- 早めに避難場所を確認:ハザードマップで洪水や土砂災害の危険がある場所を知っておく。
- 備蓄を用意する:懐中電灯・水・非常食・電池式ラジオなどを準備。
- 外にあるものを片付ける:自転車や植木鉢が飛ばされないよう固定する。
- 最新情報をチェックする:テレビ・ラジオ・スマホの防災アプリで気象情報を確認。
クイズ④
台風による被害として正しいのはどれでしょう?
- 地震で地面がゆれること
- 大雨で川があふれたり、強風で木が倒れること
- 雪が降って交通が止まること
正解は 2. 大雨で川があふれたり、強風で木が倒れること です。
台風は大雨・強風・高潮が主な被害要因です。
台風から身を守る防災の工夫
なぜ防災が大事なの?
台風は自然現象なので、完全に防ぐことはできません。
でも、「どのくらい備えているか」で被害の大きさは大きく変わるのです。
たとえば同じ町でも、早めに避難した人と、何も準備をしなかった人では安全度が全然ちがいます。
家庭でできる台風対策
- 非常用グッズをそろえる
懐中電灯、ラジオ、電池、モバイルバッテリー、保存食(カップ麺・缶詰・ビスケットなど)、飲料水を用意しておきましょう。停電や断水があっても数日過ごせるようにしておくことが大切です。 - 窓ガラスを守る
強風で物が飛んでくるとガラスが割れることがあります。養生テープで「米」の字に貼ると割れにくくなります。雨戸があれば必ず閉めておきましょう。 - 外の物を片付ける
植木鉢や自転車、ベランダに置いてある物は風で飛ばされやすいです。家の中に入れるか、ロープでしっかり固定しておきましょう。
学校や地域でできる台風対策
- 避難訓練
学校では台風や大雨のときにどこへ避難するかを訓練しておくと安心です。体育館や高い場所の教室に避難するケースもあります。 - 地域の避難所の確認
自分の住んでいる地域にはどの避難所が指定されているか、ハザードマップでチェックしておきましょう。川や山に近い人は特に大事です。 - 情報を共有する
防災無線やスマホの緊急速報、地域のLINEグループなどで最新の情報を知り、近所の人と声をかけ合うことが命を守る行動につながります。
台風のときにやってはいけないこと
- 「まだ大丈夫」と思って避難を遅らせること
- 増水した川や田んぼを見に行くこと
- 強風の中で外出すること
👉 毎年のように台風による事故がニュースになりますが、その多くは「危険だとわかっていながら見に行った」「避難が遅れた」ことで起きています。
クイズ⑤
台風が来るときにしてはいけないことはどれでしょう?
- 窓にテープを貼って補強する
- 川の様子を見に行く
- 懐中電灯や水を用意する
正解は 2. 川の様子を見に行く です。
川は急に水かさが増えるのでとても危険です。安全第一で、絶対に近づかないようにしましょう。
台風と地球温暖化の関係
地球温暖化って何?
地球温暖化とは、二酸化炭素(CO₂)などの温室効果ガスがふえて、地球全体の気温が少しずつ上がっている現象です。
夏がどんどん暑くなったり、異常気象が増えたりしているのも、この温暖化が関係しています。
温暖化と台風の関係
台風は、**海の水が温められて生まれる「巨大なエネルギーの渦」**です。
海の表面の温度(海面水温)が約26.5℃以上になると、蒸発した水蒸気がどんどん上昇し、積乱雲を作って台風が発達します。
👉 つまり、地球温暖化で海の水温が上がると…
- 台風がより強くなる
- 大雨をふらせる量が増える
- 発生する場所や回数も変わる可能性がある
と考えられているのです。
実際に起きている変化
- 強い台風の増加
日本でも「過去最大級」と言われる台風が毎年のように発生しています。 - 記録的な豪雨
台風が近づかなくても、温暖化の影響で「線状降水帯」と呼ばれる集中豪雨が発生しやすくなっています。 - 被害の広がり
洪水や土砂災害、停電や交通マヒなど、生活への影響も深刻になっています。
世界の研究と未来予測
気象庁や国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告によると、今後も温暖化が進めば 「スーパー台風」 が増えると予測されています。
これは、最大風速50m/sを超えるような台風のこと。建物が壊れるほどの威力を持つため、防災意識がますます大切になります。
クイズ⑥
地球温暖化が進むと台風はどうなると考えられているでしょう?
- 台風は弱くなる
- 台風はなくなる
- 台風が強くなり、大雨も増える
正解は 3. 台風が強くなり、大雨も増える です。
海が温められると台風がパワーアップしてしまうんですね。
台風に名前がつけられる理由【気象庁と国際機関のルール】
台風に名前をつけるのはなぜ?
台風が発生するたびに「台風○号」と呼ばれていますよね。
でも実はそれだけではなく、**国際的に決められた「名前」**もついているんです。
名前をつける理由は…
- 台風のニュースをわかりやすくするため
- どの台風を指しているのか混乱しないため
- 国や地域ごとに協力して災害に備えるため
👉 たとえば、「台風15号」とだけ言うと、毎年15号はあるので混乱します。
でも「台風15号(ファクサイ)」と呼べば、世界で一つしかない名前になり、情報を共有しやすくなるのです。
誰が名前を決めているの?
台風の名前は、**台風委員会(日本やアジアの国々が参加する国際機関)**によって決められています。
この委員会には日本を含め14の国と地域が参加していて、それぞれが10個ずつ名前を出し合い、合計140個のリストを用意しています。
順番に使っていくので、台風が発生するたびにリストの次の名前がつけられる仕組みです。
つまり、名前の由来は「日本語」や「韓国語」「中国語」などアジアの多様な言葉が使われているんです。
日本が出した台風の名前
日本からは、動物や自然にちなんだ名前が提案されています。
例:
- テンビン(星座の天秤座)
- ヤギ(星座のやぎ座)
- カジキ(魚のカジキ)
- コイヌ(星座の子犬座)
ちょっとかわいい名前もありますよね。台風のニュースを見たら、「この名前はどの国がつけたんだろう?」と調べるのも面白いです。
名前と被害の関係
大きな被害を出した台風の名前は、リストから削除されることもあります。
なぜなら、同じ名前を再び使うと人々が混乱したり、被害を思い出してしまうからです。
クイズ⑦
台風の名前はどうやって決められているでしょう?
- 日本の気象庁が毎回自由に決める
- 台風委員会があらかじめ用意したリストから順につける
- ニュースキャスターが決める
正解は 2. 台風委員会があらかじめ用意したリストから順につける です。
台風の名前にはアジア各国が提案した言葉が使われているんですよ。
台風を調べてみよう!【自由研究・授業におすすめのテーマ】
台風は身近でニュースでもよく耳にする自然現象なので、自由研究や授業発表にとてもおすすめのテーマです。
ポイントは「ただ調べるだけでなく、自分の視点でまとめること」。そうすることで、レポートにオリジナリティが出て、先生や友達に「なるほど!」と思ってもらえる研究になります。
研究アイデア① 台風の進路図を自分で作ろう
気象庁のホームページには、過去の台風データ(発生場所・進路・強さ)が公開されています。
その情報をもとに地図に進路を書き込み、「どの季節に日本へ近づきやすいのか」「上陸する場所に傾向はあるのか」をまとめると、社会科や理科の学びに直結します。
👉 工夫例
- 日本地図に赤い線で進路を描いてみる
- 何月に台風が多いかをグラフにしてみる
- 自分の住んでいる地域に過去どんな台風が来たか調べる
研究アイデア② 台風の強さや名前をまとめる
台風には「中心気圧」「最大風速」「暴風域の半径」などの数値があります。これらを比較して、「最も強い台風」「日本に被害を与えた台風ベスト3」などをランキングにしてみるとわかりやすいです。
また、台風の名前(国際的に付けられるリスト名)を調べて、由来や国ごとの特徴をまとめても楽しいです。
例:
- 「テンビン」→日本が提案(星座の名前)
- 「ハト」→日本が提案(鳥の名前)
- 「マリア」→アメリカが提案(女性の名前)
研究アイデア③ ハリケーンやサイクロンと比べる
「台風・ハリケーン・サイクロン」は、実は発生する場所が違うだけで、同じ熱帯低気圧です。
- 太平洋西部 → 台風
- アメリカ周辺 → ハリケーン
- インド洋・南太平洋 → サイクロン
地図に色分けして書いたり、発生場所の特徴をまとめると「世界の自然災害研究」になります。
研究アイデア④ 実験で台風のしくみを再現!
台風は「暖かい海から水蒸気が上昇して雲になる」現象です。
家でも簡単に上昇気流のミニ実験ができます。
実験例:
- ろうそくやお湯を使って「空気が温まると上にのぼる」ことを観察する
- ペットボトルに水と洗剤を入れて、ぐるぐる回して「小さな渦(ミニ台風)」を作る
安全に気をつければ、体験型の研究になって楽しいです。
研究アイデア⑤ 防災グッズを調べてまとめる
台風の研究は「防災」ともつながります。
家や学校にある防災グッズを調べて、どんな役割があるのかを整理しましょう。
👉 ポスター例
- 懐中電灯 → 停電のときに必要
- 飲料水 → ライフラインが止まったときに必須
- 笛 → 助けを呼ぶときに使える
「自分の家に何が足りないか」までまとめると、実生活に役立つ自由研究になります。
まとめポイント
- 調べるだけでなく「どうしてそうなるのか」を自分の言葉で説明する
- 表や図、イラストを使ってわかりやすく見せる
- 自分の生活や地域と結びつけて考える
👉 例えば、「自分の住む町に台風が来たらどうなる?」というシミュレーションを加えると、実践的で深い研究になります。
おさらいクイズ|台風博士になろう!
Q1: 台風はどんな海で発生する?
- 水温が低い海
- 水温が高い海
- 湖のような小さな水面
正解は 2. 水温が高い海 です。
台風は「熱帯低気圧」というしくみで、海の水温が約26℃以上あると水蒸気がたくさん発生し、空気が上昇して雲ができ、やがて渦巻きになります。
👉 だから、台風は夏から秋にかけて多いのです。冬に台風が発生しないのは、海の水温が下がってしまうからなんですね。
Q2: 台風の強さの基準は?
- 最大風速
- 雨の量
- 台風の目の広さ
正解は 1. 最大風速 です。
気象庁では、台風を「強い・非常に強い・猛烈な」などのランクに分けていますが、その基準になるのは「最大風速(中心付近の1秒間の風の速さ)」です。
もちろん雨の量も大事ですが、強風によって木が倒れたり電線が切れたりするため、風速が重要な目安になります。
Q3: 台風に備えるときに大切なことは?
- 外に出て様子を見る
- 飛ばされやすいものを片づける
- 家の窓を開けておく
正解は 2. 飛ばされやすいものを片づける です。
台風のときは風がとても強く、外にある植木鉢や自転車、看板などが飛ばされて大きな事故になることがあります。
👉 家族といっしょにベランダや庭を点検しておくことは、小学生にもできる大切な防災行動です。
まとめ|台風を知って正しく備えよう
台風は、自然が持つ大きなエネルギーによって生まれる現象です。強い風や大雨はときに被害をもたらしますが、私たちが「台風のしくみ」を理解し、「備えの方法」を知っていれば、被害を減らすことができます。
✅ 台風のしくみを知る → 科学的に考える力が身につく
✅ 台風への備えを知る → 自分や家族を守る行動につながる
✅ 台風の研究をする → 自由研究や授業発表で役立つ
たとえば、台風の進路図を自分で作ったり、過去の台風と今の台風を比べたりすると、ニュースがもっと理解できるようになります。また、家族で防災グッズを確認するきっかけにもなります。
👉 台風はただ「怖いもの」ではなく、「学びと防災をつなげる先生」でもあるのです。
ぜひみなさんも 台風博士 をめざして、科学と防災の力を身につけていきましょう!
この記事を書いた人
西田 俊章(MOANAVIスクールディレクター/STEAM教育デザイナー)
公立小学校で20年以上、先生として子どもたちを指導し、教科書の執筆も担当しました。
現在はMOANAVIを運営し、子どもたちが「科学・言語・人間・創造」をテーマに学ぶ場をデザインしています。