
SDGsとは?
小中学生にもわかりやすく解説
17の目標と自由研究アイデア
「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を、ニュースや学校で聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
でも「SDGsってむずかしそう」「結局なんのこと?」と思っている小学生・中学生もいるはずです。
この記事では、SDGsの意味や17の目標をわかりやすく解説します。
さらに、学校や家庭でできる取り組みや自由研究のアイデアも紹介。途中と最後にクイズもあるので、楽しみながら学んでみましょう!
SDGsとは?小中学生にもわかるやさしい説明
SDGsは「エス・ディー・ジーズ」と読みます。
これは Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標) の頭文字をとった言葉です。
- 持続可能:ずっと続けられること
- 開発:よりよい社会や生活を作っていくこと
- 目標:世界のみんなでがんばるゴール
つまり「これからも地球や人が幸せに生きていけるように、世界のみんなで守ろうと決めた17の約束」がSDGsです。
SDGsは2015年に国連で決められ、2030年までに達成をめざすことになっています。
SDGsの17の目標を一覧でわかりやすく紹介
SDGsには17の目標があります。全部覚えるのはむずかしいかもしれませんが、よく学校で取り上げられるものもあります。
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任 つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
👉 こうして見ると、「食べ物・教育・環境・平和」など、みんなが関わっていることばかりですね。

SDGsクイズに挑戦!
Q1: SDGsの目標は全部でいくつ?
① 10
② 17
③ 25
正解は② 17。世界が一緒に取り組むべきことを17個にまとめているんだよ。
Q2: SDGsの最終目標の年はいつ?
① 2025年
② 2030年
③ 2050年
正解は② 2030年。2015年から2030年までの15年間で達成をめざしているんだ。
Q3: 「つくる責任、つかう責任」とはどんなこと?
① ものを大事にして無駄にしない
② たくさん作ってどんどん売る
③ 新しいものを買い続ける
正解は①。資源や食べ物をムダにせず、環境にやさしい作り方・使い方をすることだよ。
学校や家庭でできるSDGs【小学生・中学生向け実践例】
SDGsは世界のための目標ですが、私たちができることもたくさんあります。
- ゴミの分別:リサイクルに出せるものをきちんと分ける
- 食べ残しを減らす:お皿にのせる量を調整してムダをなくす
- 電気をこまめに消す:使っていない部屋の電気はすぐに消す
- 水を大切に使う:歯をみがくときに水を出しっぱなしにしない
👉 小さなことでも続ければ、地球を守る力になります。
自由研究・授業で使えるSDGsアイデア
学校でSDGsをテーマにすると、自由研究や授業発表にも役立ちます。
- 家庭のゴミを調べてリサイクル率を出してみる
- 学校でできるエコ活動を提案する
- 世界の国々のSDGsへの取り組みを比較する
こうした研究は、調べて終わりではなく「自分の生活でどういかすか」をまとめると評価が高くなります。
まとめ|SDGsは未来の自分たちのための約束
SDGsは「地球や人がずっと幸せにくらしていくための約束」です。
小学生や中学生のみんなも、ゴミを分けたり食べ物を大切にしたりすることでSDGsに参加できます。
未来をつくるのは、これから社会を担っていくみなさんです。
今日からできることを一つ見つけて、行動してみましょう!
SDGsおさらいクイズ!(まとめ編)
Q4: SDGsの正式名称は?
① 世界の未来計画
② 持続可能な開発目標
③ 地球を守る17の約束
正解は② 持続可能な開発目標。英語では「Sustainable Development Goals」と書くよ。
Q5: SDGsは何年までに達成をめざしている?
① 2025年
② 2030年
③ 2050年
正解は② 2030年。あと少しの未来だから、自分たちの行動も大切なんだね。
この記事を書いた人
西田 俊章(MOANAVIスクールディレクター/STEAM教育デザイナー)
公立小学校で20年以上、先生として子どもたちを指導し、教科書の執筆も担当しました。
現在はMOANAVIを運営し、子どもたちが「科学・言語・人間・創造」をテーマに学ぶ場をデザインしています。