
「わかった」と言っていたのに、いざ問題を解くとできない。
子どもの勉強を見ていると、そんな場面に出会うことがあります。
テストでは点が取れているのに、本当に理解しているのか不安に感じる保護者の方も多いかもしれません。
実は教育研究では、理解とは単に「覚えていること」ではなく、知識を使える状態のことを指します。説明できる、応用できる、間違いを修正できるといった学習行動の中に、理解は現れてきます。
この記事では、教育学や学習科学の研究をもとに「理解とは何か」を整理しながら、子どもが本当に理解しているときに見られる変化や、理解が育つ学びの環境について解説します。
「わかったのにできない」はなぜ起こるのか
子どもが勉強している様子を見ていると、
こんな場面に出会うことがあります。
「わかった?」と聞くと、
子どもは自信を持って「うん、わかった」と答える。
しかし、次に似た問題を出すと、
うまく解けない。
保護者の方からもよく、
「説明を聞いたときはわかっているようなのに、家でやるとできない」
「テストでは点が取れても、本当に理解している感じがしない」
という相談を受けます。
これは珍しいことではありません。
むしろ、学びの過程ではとても自然に起こる現象です。
この背景には、
「暗記」と「理解」の違いがあります。
暗記と理解は違う
学校の勉強では、
どうしても「覚えること」が多くなります。
公式
漢字
用語
年号
これらはもちろん大切な知識です。
しかし、
覚えていることと理解していることは同じではありません。
たとえば算数で考えてみます。
子どもが
「分数の割り算はひっくり返して掛ける」
と覚えていたとします。
このルールを覚えていれば、
計算問題は解けるかもしれません。
しかし、
「なぜそうなるのか」
「どんな場面で使えるのか」
がわからない場合、
問題の形が少し変わるだけで解けなくなることがあります。
これは、
知識が断片のまま存在している状態です。
教育研究では、
こうした状態を「表面的な理解」と呼ぶことがあります。
テストで点が取れても理解とは限らない
テストは、
学習の状態を確認する一つの方法です。
しかし、テストだけでは
子どもの理解を十分に捉えることはできません。
たとえば、
・同じ形式の問題が出た
・解き方を覚えていた
・偶然当たった
こうした理由でも点数は取れます。
逆に、
・考え方は理解している
・途中で計算ミスをした
・問題文の読み違い
という理由で点を落とすこともあります。
つまり、
点数と理解は必ずしも一致しません。
教育評価の研究でも、
学習の状態はテストの結果だけで判断するのではなく、
学びの過程を丁寧に見ていく必要があると指摘されています。
この考え方は
形成的アセスメントとは何か|ギップスの教育評価論をわかりやすく解説|テストだけでは見えない子どもの学び
https://moanavi.com/10520
でも詳しく解説されています。
子どもの理解は、
結果だけではなく
・どのように考えているのか
・どこで止まるのか
・どうやってやり直すのか
といった 学びの過程の中に現れてきます。
子どもが「わかった」と言う理由
では、なぜ子どもは
理解していなくても「わかった」と言うのでしょうか。
理由はいくつかあります。
一つは、
説明を聞いたときには納得しているからです。
先生や保護者が説明すると、
その場では「なるほど」と感じることがあります。
しかし、
自分一人でやろうとすると
うまく思い出せないことがあります。
これは、
知識がまだ自分の中で整理されていない状態です。
もう一つは、
「わかった」と言った方が会話が終わるからです。
大人でも、
長い説明を聞いたあとに
「大丈夫?」と聞かれると、
つい「はい」と答えてしまうことがあります。
子どもも同じです。
そのため教育では、
「わかったかどうか」を直接聞くよりも、
・説明してみる
・別の問題を解いてみる
・自分の言葉で話してみる
といった方法で
理解の状態を確かめていくことが大切だと考えられています。
このような考え方は、
学習科学の研究でも多く示されています。
たとえば、
学習環境のデザインとは何か|ブランスフォードの学習環境モデルをわかりやすく解説
https://moanavi.com/10514
では、
学びは「説明を聞くこと」だけではなく、
考え、試し、振り返る活動の中で深まるとされています。
つまり、
「わかったのにできない」
という現象は、
子どもが怠けているわけでも、
能力が足りないわけでもありません。
それはむしろ、
理解がこれから育っていく途中の状態
なのです。
では、教育学では
「理解する」とはどのような状態を指すのでしょうか。
次の章では、
教育研究の視点から
「理解とは何か」をもう少し丁寧に見ていきます。
理解とは何か|教育学で考える「わかる」ということ
では、教育の研究では
「理解する」とはどのような状態を指すのでしょうか。
ここで大切なのは、
理解とは単に「覚えていること」ではないという点です。
教育学や学習科学では、
理解はもっと広い意味で捉えられています。
多くの研究者が共通して指摘しているのは、
理解とは「知識を使える状態」であるということです。
理解とは「使える知識」である(パーキンス)
教育研究者のデイヴィッド・パーキンス(David Perkins)は、
理解を次のように説明しています。
理解とは
知識を柔軟に使える状態である。
つまり、
・説明できる
・応用できる
・新しい問題に使える
・他の知識と結びつく
といった状態です。
たとえば算数で考えると、
「公式を覚えている」だけでは
理解とは言えません。
その公式が
・どんな意味を持っているのか
・どんな場面で使えるのか
・別の問題に応用できるのか
がわかって初めて、
理解している状態になります。
このように、
知識を使って考えられる状態
が理解なのです。
知識がつながると理解が生まれる(ブランスフォード)
学習科学の研究者
ジョン・ブランスフォード(John Bransford)は、
理解とは
知識がつながることで生まれる
と説明しています。
子どもが学ぶとき、
知識は最初から体系的に存在するわけではありません。
最初は
・公式
・単語
・用語
・手順
といった断片として存在します。
しかし、学びが進むと
それらの知識が少しずつ結びつき、
「なぜそうなるのか」
「他の場面でも使えるのか」
が見えてきます。
このとき、
子どもの中で知識は
「使える理解」
へと変わっていきます。
ブランスフォードの研究では、
こうした理解を生むためには
・考える活動
・説明する機会
・試行錯誤
・振り返り
が重要だとされています。
詳しくは
学習環境のデザインとは何か|ブランスフォードの学習環境モデルをわかりやすく解説
https://moanavi.com/10514
で解説しています。
対話と挑戦が理解を深める(ヴィゴツキー)
もう一つ重要な視点があります。
ロシアの心理学者
レフ・ヴィゴツキー(Lev Vygotsky)は、
理解は対話の中で深まる
と考えました。
子どもは、
・先生との会話
・友達との議論
・説明する経験
を通して、
自分の考えを整理していきます。
また、理解は
適切な難しさの課題に挑戦することで育つとも言われています。
簡単すぎる課題では成長は起きません。
逆に、
難しすぎる課題では挫折してしまいます。
その間にある
「少し頑張れば届く課題」
に挑戦するとき、
理解は大きく深まります。
ヴィゴツキーはこの領域を
発達の最近接領域(ZPD)
と呼びました。
最近接発達領域とは何か|ヴィゴツキーのZPDをわかりやすく解説|子どもの成長が生まれる学びの条件
https://moanavi.com/10517
で詳しく解説しています。
このように教育研究では、
理解とは
・覚えること
・説明を聞くこと
ではなく、
知識がつながり、使えるようになる過程
として捉えられています。
では、子どもが本当に理解しているとき、
学びの中ではどのような変化が起きるのでしょうか。
次の章では、
理解が生まれたときに見られる子どもの変化を見ていきます。
子どもが本当に理解しているときに起きる変化
では、子どもが本当に理解しているとき、
学びの中ではどのような変化が起きるのでしょうか。
理解は、目に見える形で突然現れるものではありません。
しかし、学習の様子を丁寧に見ていくと、いくつかの特徴的な変化が現れます。
教育研究でも、理解は「結果」よりも
学びの過程の中に現れる行動として捉えられることが多いとされています。
ここでは、子どもが理解しているときに見られる
代表的な変化を紹介します。
自分の言葉で説明できる
理解が深まると、
子どもは知識を自分の言葉で説明できるようになります。
これはとても重要な変化です。
たとえば、
「どうしてこの計算になるの?」
「どう考えたの?」
と聞いたときに、
・式の意味を説明できる
・考えた順序を話せる
・別の例で説明できる
こうした様子が見られるとき、
知識は単なる暗記ではなく、
子どもの中で整理されている可能性が高いと言えます。
逆に、
説明を聞いたときは理解しているようでも、
・自分で説明できない
・言葉が出てこない
という場合、
まだ理解が十分に整理されていないことがあります。
そのため教育では、
説明する経験
が理解を深める重要な活動だと考えられています。
新しい問題に応用できる
理解が生まれると、
子どもは同じ知識を別の場面でも使えるようになります。
これは
知識の転移(transfer)
と呼ばれる現象です。
たとえば、
・問題の形が少し変わっても解ける
・別の単元でも同じ考え方が使える
・新しい問題に挑戦できる
といった変化が見られます。
学習科学では、
理解の重要な特徴として
「応用できること」
が挙げられます。
この考え方は、
ブランスフォードの研究でも詳しく説明されています。
学習環境のデザインとは何か|ブランスフォードの学習環境モデルをわかりやすく解説
https://moanavi.com/10514
知識が断片のままでは応用はできません。
しかし、
知識同士がつながり、
意味が理解されると、
子どもはその知識を
さまざまな場面で使えるようになります。
間違いを自分で修正できる
理解が深まると、
子どもは自分の間違いに気づきやすくなります。
たとえば、
・計算の途中で違和感に気づく
・途中で解き直す
・自分で別の方法を試す
こうした行動は、
理解が育っている重要なサインです。
教育心理学では、
このような力を
メタ認知
と呼びます。
メタ認知とは、
自分の学びを客観的に見て調整する力です。
この力は、
自己調整学習とは何か|ジマーマンの理論をわかりやすく解説|自分で学ぶ子どもはどのように育つのか
https://moanavi.com/10523
で説明されている
自己調整学習の重要な要素でもあります。
つまり理解とは、
「正解できること」だけではなく、
・説明できる
・応用できる
・修正できる
といった
学習行動の変化
として現れてくるのです。
では、こうした理解の変化は、
どのように見ていけばよいのでしょうか。
次の章では、
子どもの理解がどのように学習行動に現れるのかを見ていきます。
子どもの理解は「学習行動」にあらわれる
ここまで見てきたように、
理解はテストの点数だけでは十分に判断できません。
もちろんテストも一つの参考になりますが、
それだけで子どもの理解の状態を決めることはできないのです。
では、どこを見ればよいのでしょうか。
教育研究では、
理解は
「学習行動」
の中に現れると考えられています。
つまり、
・どの課題を選ぶのか
・どのように問題に向き合うのか
・困ったときにどう行動するのか
・どのようにやり直すのか
といった行動の中に、
理解の状態が表れてきます。
課題の選び方
学習の中で、
子どもがどの課題を選ぶかを見ると、
理解の状態が見えてくることがあります。
たとえば、
・簡単な問題ばかり選ぶ
・難しすぎる問題に挑戦する
・自分に合った難易度を選ぶ
こうした違いです。
理解が深まってくると、
子どもは少しずつ
「自分にとってちょうどよい課題」
を選べるようになります。
このような課題は、
教育心理学では
発達の最近接領域(ZPD)
と呼ばれています。
最近接発達領域とは何か|ヴィゴツキーのZPDをわかりやすく解説|子どもの成長が生まれる学びの条件
https://moanavi.com/10517
この領域での挑戦が、
理解を大きく成長させると言われています。
困ったときの行動
理解の状態は、
子どもがつまずいたときの行動にも表れます。
たとえば、
・すぐに答えを聞く
・考え続ける
・教科書を読み直す
・別の方法を試す
といった行動です。
理解が育ってくると、
子どもは
「どうすれば解けるだろう」
と考えながら
自分で試行錯誤するようになります。
このような行動は、
学習研究では
自己調整学習
と呼ばれています。
自己調整学習とは何か|ジマーマンの理論をわかりやすく解説|自分で学ぶ子どもはどのように育つのか
https://moanavi.com/10523
でも説明されているように、
・計画する
・取り組む
・振り返る
という学びの循環の中で
理解は深まっていきます。
学びを調整する力
理解が育つと、
子どもは自分の学び方を少しずつ調整できるようになります。
たとえば、
・問題の量を変える
・別の教材を使う
・解き直しをする
・ノートを見直す
といった行動です。
このような行動は、
単なる努力ではなく、
自分の理解の状態を見ながら学びを調整している
ことを意味しています。
教育では、
こうした学びの様子を丁寧に見ながら
・どこでつまずいているのか
・どこまで理解しているのか
・次にどんな課題がよいのか
を考えていきます。
この考え方は
形成的アセスメントとは何か|ギップスの教育評価論をわかりやすく解説|テストだけでは見えない子どもの学び
https://moanavi.com/10520
で紹介されている
形成的アセスメントの考え方にもつながっています。
つまり、理解とは
・点数
・正解数
だけで判断されるものではなく、
学びの行動の中に現れてくるもの
なのです。
では、こうした理解を育てるためには、
どのような学びの環境が必要なのでしょうか。
次の章では、
理解を生む学びの環境について考えていきます。
理解を生む学びの環境とは
ここまで見てきたように、
理解は説明を聞くだけでは生まれません。
知識がつながり、
考え、試し、振り返る経験を通して
少しずつ育っていくものです。
そのため教育では、
どのような環境で学ぶのかがとても重要になります。
学習科学では、
理解を生むためには
次のような環境が必要だと考えられています。
挑戦できる課題がある
理解が生まれるためには、
子どもが挑戦できる課題が必要です。
簡単すぎる問題ばかりでは、
新しい理解は生まれません。
一方で、
難しすぎる問題ばかりでは、
子どもは途中で諦めてしまいます。
教育心理学では、
「少し頑張れば届く難しさ」
の課題が最も成長を生むとされています。
この領域は
発達の最近接領域(ZPD)
と呼ばれます。
最近接発達領域とは何か|ヴィゴツキーのZPDをわかりやすく解説|子どもの成長が生まれる学びの条件
https://moanavi.com/10517
このような課題に挑戦するとき、
子どもは
・考える
・試す
・間違える
・やり直す
という経験を通して
理解を深めていきます。
間違えてもやり直せる
理解が育つ環境には、
もう一つ大切な特徴があります。
それは
間違えてもやり直せること
です。
もし間違いがすぐに
「できない」
「失敗」
として扱われてしまうと、
子どもは挑戦を避けるようになります。
しかし学びの中では、
間違いはとても重要な役割を持っています。
間違いは
・理解の途中段階
・考え方のヒント
・次の挑戦の材料
になるからです。
そのため教育では、
子どもの様子を見取りながら
・どこで止まったのか
・どの部分が理解できていないのか
・次にどんな課題がよいのか
を考え、
学びを組み立て直していきます。
この考え方は
形成的アセスメントとは何か|ギップスの教育評価論をわかりやすく解説|テストだけでは見えない子どもの学び
https://moanavi.com/10520
で説明されている
形成的アセスメントの考え方にもつながっています。
学びを振り返る機会がある
理解を深めるためには、
振り返りも重要です。
問題を解いたあとに
・どこでつまずいたのか
・どうやって解いたのか
・次はどうすればよいのか
を考えることで、
知識が整理されていきます。
このような振り返りは、
自己調整学習の研究でも重要な要素とされています。
自己調整学習とは何か|ジマーマンの理論をわかりやすく解説|自分で学ぶ子どもはどのように育つのか
https://moanavi.com/10523
でも説明されているように、
学びは
計画
↓
実行
↓
振り返り
という循環の中で深まっていきます。
また学習科学では、
こうした活動が組み込まれた環境を
理解中心の学習環境
と呼ぶことがあります。
学習環境のデザインとは何か|ブランスフォードの学習環境モデルをわかりやすく解説
https://moanavi.com/10514
でも紹介されているように、
理解は
・考える
・試す
・説明する
・振り返る
といった活動の中で育っていきます。
では、こうした考え方をもとに、
MOANAVIではどのような学びを大切にしているのでしょうか。
次の章では、
MOANAVIの学びの考え方について紹介します。
MOANAVIが大切にしている「理解が育つ学び」
ここまで見てきたように、
理解は
・説明を聞くだけ
・問題を解くだけ
で生まれるものではありません。
理解は、
挑戦し、
考え、
試し、
振り返る
という経験の中で
少しずつ育っていくものです。
MOANAVIでも、
この考え方をもとに
学びのデザインを行っています。
学びの現在地を見る
MOANAVIでは、
子どもを学年や成績だけで捉えることはしません。
大切にしているのは、
「学びの現在地」
です。
同じ学年でも
・理解していること
・つまずいていること
・興味を持っていること
は一人ひとり違います。
そのため、
子どもの様子を丁寧に見ながら
・どの課題がよいのか
・どのくらいの難しさがよいのか
・どんなサポートが必要か
を考えていきます。
こうした考え方は、
教育心理学で言われる
発達の最近接領域(ZPD)
の考え方とも重なります。
最近接発達領域とは何か|ヴィゴツキーのZPDをわかりやすく解説|子どもの成長が生まれる学びの条件
https://moanavi.com/10517
挑戦のデザイン
理解が育つためには、
適切な挑戦が必要です。
MOANAVIでは、
・簡単すぎない
・難しすぎない
課題を選びながら、
子どもが挑戦できる学びを大切にしています。
挑戦の中では、
・考える
・試す
・間違える
・やり直す
という経験が生まれます。
こうした経験の積み重ねが、
理解を深めていきます。
スタディポイント
MOANAVIでは
スタディポイントという仕組みを取り入れています。
この制度では、
・問題の正解数
・テストの点数
ではなく、
・どんな課題に挑戦したか
・どのくらい継続したか
・どのように学びを調整したか
といった
学習行動
を大切にしています。
学びは
単に知識を増やすことではなく、
挑戦と気づきを通して
理解が更新されていく過程だからです。
学習行動を見る
MOANAVIでは、
子どもの理解を判断するために
・テストの結果
・正解数
だけを見ることはありません。
それよりも、
・どの課題を選んだか
・どこで止まったか
・どのように考えたか
・どうやってやり直したか
といった
学習行動
を丁寧に見ています。
こうした見取りは、
教育研究で言われる
形成的アセスメント
の考え方とも関係しています。
形成的アセスメントとは何か|ギップスの教育評価論をわかりやすく解説|テストだけでは見えない子どもの学び
https://moanavi.com/10520
また、子どもが自分の学びを調整していく力は
自己調整学習とも深く関係しています。
自己調整学習とは何か|ジマーマンの理論をわかりやすく解説|自分で学ぶ子どもはどのように育つのか
https://moanavi.com/10523
MOANAVIでは、
こうした考え方を土台に
子どもが理解を育てていく学びの環境を整えています。
モアナビ協創学園
https://moanavi.com/school
では、
子ども一人ひとりの学びの現在地を見ながら、
挑戦と対話を通して理解を育てていく学びを大切にしています。
では最後に、
この記事の内容をまとめてみましょう。
まとめ|理解とは「できることが増えること」
子どもの勉強を見ていると、
「わかったと言うのにできない」
「テストでは点が取れているけれど、本当に理解しているのか不安」
と感じることがあります。
しかし、ここまで見てきたように、
理解とは単に
・覚えること
・正解すること
ではありません。
教育研究では、理解は
・説明できる
・応用できる
・間違いを修正できる
・別の問題でも使える
といった
「知識を使える状態」
として捉えられています。
そして理解は、
一度の説明で突然生まれるものではなく、
挑戦
↓
試行錯誤
↓
振り返り
↓
理解の更新
という学びの循環の中で
少しずつ育っていきます。
そのため、子どもの学びを見るときには、
「できたかどうか」
だけを見るのではなく、
・どの課題に挑戦しているか
・困ったときにどう行動するか
・どのようにやり直しているか
といった
学習行動
を見ることが大切になります。
子どもが
考え、
試し、
間違え、
やり直す
という経験を重ねていくとき、
理解は少しずつ深まっていきます。
MOANAVIでも、
子どもの学びを
学年や点数だけで判断するのではなく、
学びの現在地を見ながら
次の挑戦を整えていくことを大切にしています。
モアナビ協創学園
https://moanavi.com/school
では、
子ども一人ひとりの理解の状態を見取りながら、
挑戦と対話を通して学びを育てていきます。
理解とは、
知識を覚えることではありません。
理解とは、
できることが少しずつ増えていくことなのです。
📚学びの本棚から、次の1冊を
このテーマに関連する教育・学びのコラムを、本棚を眺めるように探せます。
→ MOANAVI Library をひらく
この記事を書いた人
西田 俊章(MOANAVIスクールディレクター/STEAM教育デザイナー)
公立小学校で20年以上、先生として子どもたちを指導し、教科書の執筆も担当しました。
現在はMOANAVIを運営し、子どもたちが「科学・言語・人間・創造」をテーマに学ぶ場をデザインしています。



