【活動レポート】「スタンプぺったん♪ぼくのアイテムがどうぶつたちのごはんになる!?」〜子どもたちがゼロからつくった、お祭りプロジェクト本番!〜

2025年4月29日(火・祝)、MOANAVIの子どもたちが数ヶ月間準備してきた「お祭りプロジェクト」の本番を迎えました。
今回のイベントタイトルは「スタンプぺったん♪ぼくのアイテムがどうぶつたちのごはんになる!?」。子どもたち自身が企画・運営を行い、スタンプでオリジナルアイテムを作るワークショップを開催しました。

イベント当日。MOANAVI戸部校にはたくさんの親子連れや地域の方が訪れ、満席になるほどのにぎわいでした。子どもたちの呼びかけやサポートにより、小さなお子さんたちも夢中になって作品づくりを楽しむ姿が見られました。


学校に行きづらい日があっても、
学びを止めない選択肢があります。

モアナビ協創学園では、
一人ひとりの現在地から、
無理のない一歩を整えていきます。

👉 実際の学びの様子を見る

子どもたちがつくった“お店”が、どうぶつたちのごはんに!

今回のワークショップでは、紙袋、ファイルなどに自由にスタンプを押して、世界に一つだけのオリジナルアイテムを作る体験を提供しました。

このワークショップの収益は、子どもたちの提案により「野毛山動物園」への寄付にあてることに決まりました。
アニマルペアレント制度を利用し、動物たちのえさ代や飼育環境の整備をサポートする取り組みです。

「ぼくたちのお店で稼いだお金が、どうぶつたちのごはんになるんだ!」
この思いが、子どもたちのモチベーションにつながり、お客様にもコンセプトがしっかり伝わるイベントとなりました。


売上目標達成!子どもたちのがんばりが実を結ぶ

事前に子どもたちは、材料費や売上見込みなどを計算して目標金額を設定しました。どのアイテムをいくつ販売すれば目標を達成できるのかを具体的に考え、「お金を稼ぐとはどういうことか」を、机上の学びではなく、リアルな活動を通して体感する機会となりました。

そしてイベント当日、多くの来場者に支えられ、見事、売上目標を達成!
予定通り、野毛山動物園への寄付を実行できる見込みとなりました。収益の扱いに関しても、自分たちで話し合い、社会貢献という形で活かすという決断をしたことが、大きな学びとなりました。


子どもたちの感想に“経済”と“経営”の芽が!

イベント後、子どもたちはこんな感想を口にしていました。

  • 「商売ってこんなに大変だとは思わなかった!」
  • 「広告の工夫をすれば、もっとお客さんが来てくれたかも」
  • 「お客さんがあふれてしまった。次はもっと広い場所でやりたい!」
  • 「お客さんを集めるより、人がたくさんいる場所に出店すればいいのでは?」

これらはすべて、子どもたちの「実感」から出てきた言葉です。経済やマーケティング、マネジメントの基本的な視点を、自然と学び始めていることがうかがえます。
自分たちの取り組みに誇りを持ち、「次はこうしたい!」という前向きな姿勢も育まれていました。


小さな子をサポートする姿に“人間力”が育つ

今回のワークショップでは、MOANAVIの小学生たちが、さらに小さな子どもたちを優しくサポートする姿が多く見られました。
作業に迷っている子に声をかけたり、「これ可愛いよ!」とおすすめスタンプを紹介したり、お店の前で通行人に声をかけて呼び込みをしたり…。その一つひとつが、子どもたち自身のコミュニケーション力や主体性を育てていました。

「遊びに来た」ではなく「自分たちがつくりあげた」お祭り。
その中で、学びながら役割を果たし、仲間と協力する姿はとてもたくましく、頼もしく感じられました。


準備の過程にも、大きな成長がありました

イベントまでの数ヶ月間、子どもたちは企画会議、試作品づくり、価格設定、看板作成、広報活動など、様々な準備に取り組んできました。途中で気持ちが折れそうになったこともありましたが、「動物のために頑張る!」という目的が、最後まで子どもたちを支えてくれました。

「ワークショップ用のスタンプをどうする?」「バッグのサイズは何種類にする?」
「ターゲットは誰?」「収益をどう使う?」…
そんな対話を重ねながら、一歩ずつ前に進んできた経験は、子どもたちの中にしっかりと根付きました。


地域とのつながりと、メディアにも注目される活動へ

当日は、地域の新聞である『タウンニュース』の記者さんも、子どもたちの活動の様子を見学に来てくださいました。多くの方に注目され、応援していただけたことは、子どもたちにとって大きな励みとなりました。

今後もMOANAVIでは、こうした地域とつながるSTEAM学習を継続的に行っていく予定です。地域社会を学びの場としながら、子どもたちが「実感」と「手応え」を持って、自分自身の未来を切り拓いていける環境をつくっていきます。


次のお祭りに向けて、もう動き始めています!

イベントが終わった直後から、子どもたちは「次はどんなことをやろう?」と、すでに前を向いて歩み始めています。
今回の経験を活かし、次回はさらにスケールアップした企画に挑戦することになるかもしれません。

MOANAVIでは、こうしたプロジェクト型学習を通じて、子どもたち一人ひとりの「やってみたい!」という気持ちを大切に育んでいます。学校の外で、社会とつながりながら深く学ぶ——そんな場所をこれからも目指していきます。


MOANAVIとは?

MOANAVIは、横浜市西区・戸部にある個別指導&STEAM教育の学び場です。
「科学・言語・人間・創造」の4つのテーマを軸に、子どもたちの興味関心を広げ、実体験を通じて“未来を創る力”を育てています。

学校に通っている子も、そうでない子も、ひとりひとりに合ったペースで学べる場所。
自己調整学習や自由進度学習を大切にし、子どもたちの「わかる」「できる」を丁寧に支えています。

MOANAVIへのお問い合わせ・体験希望は、お気軽にどうぞ。


記事を書いた人

西田 俊章(Nishida Toshiaki)

STEAM教育デザイナー / 株式会社MOANAVI代表取締役

理科・STEAM教育の専門家として、20年以上にわたり子どもたちの学びに携わる。文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』の著者であり、TVやラジオで教育解説の経験ももつ。「体験×対話」の学びを大切にし、子どもたちが楽しく学べる環境を提供している。

📚 経歴・資格
✅ 文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』著者
✅ 元公立小学校教員(教員歴20年)
✅ 横浜国立大学大学院 教育学研究科 修士(教育学)
✅ TVK『テレビでLet’s study』理科講師として出演
✅ Fm yokohama『Lovely Day』でSTEAM教育を解説


新着記事

「かなりむずかしかったです」それでも割り算に向き合い続けた日
「ちょっとだけむずかしかったです。」から「かなりむずかしかったです。」へ。割り算の学習で、計算はできても文章問題の立式に苦戦した子どもの記録です。ヒントを受けながら粘り強く考え、自分の力で解き進める姿が見られました。難しい問題に向き合う中で見えた、小さくても確かな成長の瞬間を紹介します。
「先生がいないと俺、勉強できない。」そう言っていた子が、自分で学習を進めていた日
「先生がいないと俺、勉強できない。」そう話していた子が、理科の学習を自分で進め、64マス計算では自己ベストを更新。勉強しない理由を探していた姿から、「先生がいてくれたら頑張れる」へ。小さな変化の積み重ねが見えた実践記録です。
「うーん…」と悩んだあとに見えてきた。てこのしくみを自分で考えた理科の時間
てこの学習で「うーん…」と考え込んでいた子どもが、教科書を読み、身近な物に置き換えながら理解を深めていった理科の時間。オモリの重さと支点からの距離の関係を考えながら、「力×距離」のしくみを自分で導き出しました。答えを教わるのではなく、自分で考えて理解する過程が見えた学びの記録です。
「社会で初めて全問正解できました」計算ミスのあとに見えた小さな前進
「計算ミスをして間違えました。」と振り返った算数の学習。その後、社会では「初めて全問正解できました」、さらに理科でも「初めて全問正解できました」と記録が残りました。うまくいかない場面があっても学びを止めず、一つずつ課題に向き合いながら前へ進んでいく姿が見えた一日の実践記録です。失敗と成功を繰り返しながら成長していく子どもの学びの様子を紹介します。
間違えたあと、教科書を見直して最後まで直した「てこのはたらき」の学習
てこのはたらきの学習で、作用点と力点を取り違えたあと、教科書を再確認して修正。間違いをそのままにせず、最後まで取り組んだ子どもの学びの記録です。
タイトルとURLをコピーしました