おうちでサイエンス#リトマス紙でなかま分け

身の回りの液体を、リトマス紙を使って「酸性・中性・アルカリ性」に分類できることを知っていますか? この記事では、リトマス紙を使った簡単な実験の方法や、結果の見方をわかりやすく解説します。おうちにある液体を調べて、サイエンスを楽しんでみましょう!


1. リトマス紙でなかま分けをしよう!

私たちの身の回りには、さまざまな液体があります。水やお酢、石けん水など、これらの液体には「酸性」「中性」「アルカリ性」という性質があります。リトマス紙を使えば、どのグループに分類できるのか簡単に調べることができます。

● 酸性・中性・アルカリ性とは?

液体の性質(液性)には、次の3つの種類があります。

  • 酸性:レモン汁やお酢など、すっぱい味がするもの
  • 中性:水のように、酸性でもアルカリ性でもないもの
  • アルカリ性:石けん水のように、ぬるぬるした感じのあるもの

リトマス紙を使うと、これらの性質を目で見て確かめることができます。


2. リトマス紙で性質を見分けよう!

リトマス紙には 赤色リトマス紙 と 青色リトマス紙 の2種類があります。それぞれの紙がどのように変化するかによって、液体の性質を見分けることができます。

● リトマス紙の変化

この表を参考にして、液体の性質を調べてみましょう!


3. おうちにある液体を調べてみよう!

さっそく、おうちにある液体をリトマス紙で調べてみましょう。

● 実験の準備

【必要なもの】

  • 赤色リトマス紙
  • 青色リトマス紙
  • 調べたい液体(例:水、お酢、レモン汁、石けん水、ジュース など)
  • 綿棒または丸めたティッシュ(液体をつけるため)
  • 実験結果を記録するためのノートやメモ

【注意点】

  • 目や口に入ると危険な液体もあるので、必ず大人と一緒に実験 しましょう。
  • 液体をリトマス紙につけるときは、直接手で触れずに 綿棒やティッシュを使いましょう。

4. 実験をしてみよう!

① 表を作ろう
まず、調べたい液体を書いた表を作ります。

② リトマス紙でテスト!

  • 調べたい液体を綿棒やティッシュにつける
  • 赤色リトマス紙と青色リトマス紙にそれぞれつける
  • 色の変化を観察して、表に記録する

③ 結果を確認しよう!

  • 赤色リトマス紙が青色になったら → アルカリ性
  • 青色リトマス紙が赤色になったら → 酸性
  • どちらも変化しなかったら → 中性

結果をもとに、液体を3つのグループに分類してみましょう!


5. 実験の結果を考えよう(考察)

考察(こうさつ) とは、実験の結果からわかったことを考えることです。例えば、次のようなことを考えてみましょう。

  • 酸性やアルカリ性の液体は、どのような特徴があるのかな?
  • 中性の液体はどんなものが多かった?
  • 酸性のものはどんな場面で使われている?(例:お酢は料理に使う)
  • アルカリ性のものはどんな役割がある?(例:石けん水は手を洗うのに使う)

また、今回の実験で気づいたことや、新たな疑問を書き留めておくと、次の学びにつながります!


6. まとめ

リトマス紙を使うと、身の回りの液体を 酸性・中性・アルカリ性 に分類できることがわかりましたね。

  • 酸性 → お酢やレモン汁のようにすっぱいもの
  • 中性 → 水のようにどちらでもないもの
  • アルカリ性 → 石けん水のようにぬるぬるするもの

実験を通して、普段何気なく使っている液体の特徴を知ることができました。これをきっかけに、他のサイエンス実験にも挑戦してみてください!


MOANAVIで楽しく学ぼう!

MOANAVIでは、対話と体験を大切にした学習を通じて、子どもたちの「考える力」を伸ばしています。今回のようなサイエンス実験をはじめ、楽しく学べる機会を提供しています。興味のある方は、ぜひMOANAVIをチェックしてみてください!

記事を書いた人

西田 俊章(Nishida Toshiaki)

STEAM教育デザイナー / 株式会社MOANAVI代表取締役

理科・STEAM教育の専門家として、20年以上にわたり子どもたちの学びに携わる。文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』の著者であり、TVやラジオで教育解説の経験ももつ。「体験×対話」の学びを大切にし、子どもたちが楽しく学べる環境を提供している。

📚 経歴・資格
✅ 文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』著者
✅ 元公立小学校教員(教員歴20年)
✅ 横浜国立大学大学院 教育学研究科 修士(教育学)
✅ TVK『テレビでLet’s study』理科講師として出演
✅ Fm yokohama『Lovely Day』でSTEAM教育を解説


新着記事

【活動レポート】「スタンプぺったん♪ぼくのアイテムがどうぶつたちのごはんになる!?」〜子どもたちがゼロからつくった、お祭りプロジェクト本番!〜
2025年4月29日(火・祝)、MOANAVIの子どもたちが数ヶ月間準備してきた「お祭りプロジェクト」の本番を迎えました。今回のイベントタイトルは「スタンプぺったん♪ぼくのアイテムがどうぶつたちのごはんになる!?」。子どもたち自身が企画・運営を行い、スタンプでオリジナルアイテムを作るワークショップを開催しました。イベント当日。MOANAVI戸部校にはたくさんの親子連れや地域の方が訪れ、満席になるほどのにぎわいでした。子どもたちの呼びかけやサポートにより、小さなお子さんたちも夢中になって作品づくりを楽しむ姿が見られました。
【重要なお知らせ】夕方コース満席・新教室開校予定と時程変更について
現在、MOANAVIの夕方のコース(17:00-18:20)は満席となっており、新たにお問い合わせをいただいた方々には、キャンセル待ちでのご案内とさせていただいております。たくさんのご関心をいただき、本当にありがとうございます。このたび、皆さまにより良い学習環境を提供するため、新教室(戸部校2号館)の開校準備を進めております!計画が順調に進めば、新教室の開校は6月からを予定しています。これに伴い、夕方コースの時程を変更することになりました。(※料金に変更はありませんのでご安心ください)
【お知らせ】4/29(火・祝) お祭りプロジェクト開催!
「スタンプぺったん♪ぼくのアイテムがどうぶつたちのごはんになる!?」こんにちは、MOANAVIです。春のお祭りプロジェクト、いよいよ開催のお知らせです!
人を思う街ってどんな街?子どもたちと描く未来のスマートシティ
4月のフリーオープンデーでは、「スマートシティをデザインしよう!」をテーマに、未来の街づくりを子どもたちと一緒に考えるSTEAMプログラムを開催しました。街に必要なものを自由に発想しながら、“誰もが心地よく暮らせる社会”について考える時間に。MOANAVIが大切にしている「科学・言語・人間・創造」の学びを通して、4Cスキル(創造力・批判的思考・協働・コミュニケーション)を育む一歩となりました。子どもたちの素直な視点から見えた未来都市のアイデアと、そこに込められた“人を思う力”を、ぜひご覧ください。
遊びの中に学びがある 〜ルールを工夫する力〜
MOANAVIでは、遊びをただの「余暇」ではなく、大切な「学びの場」として捉えています。今日は、外遊びと中遊びの時間に、子どもたちが見せてくれた“学びの瞬間”をご紹介します。怪我をした子も楽しめるルールの工夫や戦略性のあるボードゲームを通して、MOANAVIの子どもたちが学んだ力とは?
タイトルとURLをコピーしました