チョーク&トーク
「チョーク&トーク」という言葉を知っていますか。
先生が黒板に書いたことを子どもはノートに写し、それを先生が詳しく説明するという授業スタイルのことです。
1人の先生がたくさんの子どもに大量の知識を習得させるのに適した学習方法です。
この授業スタイルは1クラスの人数が40人以上いた時代では効率的ですし、高品質な日本製の製品を大量生産する労働力を育成するにはコスパの良い方法だと言えます。
知識の習得に先生はいらない
ICTが発達した今の時代において、「チョーク&トーク」を行うのであれば、1人の先生がマイクとプロジェクターを使って東京ドームなどで授業を行うことができます。
YOUTUBEを使えば、世界中の人が好きな時に授業を見ることができます。
ZOOMならばリアルタイムでも可能ですよね。
1人の先生が世界中の人に授業できるのですから、教師は世界に1人いれば良いことになります。
先生の代わりにヴァーチャルアイドルにでも喋らせれば先生は必要ありません。
コロナ禍で世間が求めているオンライン化は ICTを使った「チョーク&トーク」なのです。
知識の習得のために先生は必要ありません。
タブレットで動画やサイトを検索した方が詳しいですし、分かりやすいです。
知識の詰め込みが不要
さらに、これからは知識を検索すれば済む時代なので、知識を大量に詰め込む必要なんてないのです。
高品質な日本製の製品を大量生産する労働力を育成する必要もありません。
よほどの職人レベルを除けば、ロボットの方が優れています。
これからの時代に求められている力は知識の量ではなく、知識(情報)を使って新しい価値を生み出す力なのです。
新しい価値を生み出す力を育てる
新しい価値を生み出す力を育てるための授業スタイルが「主体的・対話的で深い学び」です。
この学び方にはファシリテーターとなる先生が必要です。
私たちは「教育のプロフェッショナル」として「チョーク&トーク」では身に付けられない資質・能力を育成しなければいけません。
子どもが語る授業スタイルに変えていかなければなりません。