トラス構造で作られている「ヒンメリ」を作ってみましょう。
ヒンメリとは、乾燥(かんそう)したわらを糸でつないで作る、フィンランド伝統のかざりです。
3本の辺で作られている三角形は形が変わりません。
4本の辺で作られている四角形は、辺の長さが同じでも形が変わってしまいます。
形が変わらないので、三角形は少ない材料でじょうぶなものを作ることができる形なのです。
東京タワーは三角形がたくさん集まって作られていることがわかります。
三角形の辺の長さや組み合わせる三角形の数を変えることで、いろいろな形のヒンメリを作ることができます。
正八面体ヒンメリ
ストローを7cmの長さに切ります。
7cmの長さのストローを12本作りましょう。
10cmくらいの針金の端を折り返し、ペンチでつぶしてから糸を引っ掛けます。
糸が長すぎると作りにくいので、両手を広げた長さくらいまでにしましょう。
糸が途中で足りなくなっても、結んで継ぎ足せるので大丈夫です。
ストロー3本に糸を通します。
糸の端は結びやすいように10cmくらい残しておきましょう。
このように固結びをして三角形を作ります。
ストロー2本に糸を通すと、2つめの三角形ができます。
1つめの三角形の頂点に糸を2回巻きつけると、三角形が2つできます。
さらに2本追加すると三角形が3つになります。
このようにして、三角形が5つつながった形を作ります。
4つめの三角形ができました。
5つめの三角形ができました。
ストロー1本に糸を通したら、1つめの三角形の頂点に糸を巻きつけてつなぎます。
ここからは立体の形に変わっていきます。
つなげるとこのような形になります。
ストローの中を通して糸の位置を下の三角形の頂点に移動させます。
針金が他の糸に引っかからないようにそっと通すのがポイントです。
下の三角形の頂点から糸が出てきました。
この糸を上の三角形の頂点と巻き付けることで、正八面体ができます。
正八面体ができたら、ストローの中を通って、初めの糸が出ているところまで、糸の位置を移動させます。
糸を固結びして、余分な糸をカットしたら完成です。
ヒンメリを組み合わせることで、大きな立体を作ることもできますので、チャレンジしてみてください。
もっと詳しく知りたい、いろいろな形を作ってみたいという方は、MOANAVIにお越しください。
MOANAVIでは、ヒンメリ作りなど、様々な楽しい活動を行っています。