
【完全解説】
フリースクールとは?
仕組み・費用・メリット・デメリットを徹底解説
「フリースクール」という言葉は耳にするけれど、実際にはどんな場所なのか? 費用は? 卒業後はどうなる?――不登校のお子さんを持つ保護者なら、一度は気になる疑問だと思います。
この記事では、フリースクールの定義や仕組み、メリット・デメリット、費用、選び方、進路までを徹底解説。さらに、横浜で不登校のお子さんに安心の学びを提供する MOANAVIオルタナティブスクール と、2026年4月開校予定の モアナビ協創学園 についても紹介します。
フリースクールとは?定義と目的
フリースクールは、学校に通わない子どもたちが安心して学べる民間の教育施設です。
文部科学省の定める「学校教育法上の学校」ではなく、NPO法人や一般社団法人、個人などが運営主体となっています。
目的は、子ども一人ひとりに合った学びの機会を保障すること。
✅ 学校の集団生活に馴染めない
✅ 授業スタイルが合わない
✅ 自由な学びを求めている
といった子どもにとって重要な選択肢です。
公立・私立学校との違い
項目 | フリースクール | 公立・私立学校 |
---|---|---|
設立主体 | 民間団体・NPO法人など | 国・自治体・学校法人 |
カリキュラム | 自由(独自プログラム) | 学習指導要領に基づく |
出席扱い | 学校と連携すれば可能 | 正式に認められる |
学費 | 有料(団体ごとに異なる) | 公立は無償、私立は有料 |
なぜフリースクールに通うのか?
不登校の子どもの居場所として
文科省の調査によると、不登校の小中学生数は年々増加しています。
背景には「学校の雰囲気が合わない」「人間関係のストレス」などさまざま。
フリースクールは少人数制で、子どものペースに合わせて学べるため、安心して過ごせる場になります。
学校に合わない子どもの受け皿
一律のカリキュラムに馴染めない子どもにとって、フリースクールは柔軟な学びができる環境。プロジェクト型学習や創作活動を通じて自己表現を深められるのも特徴です。
フリースクールのメリット・デメリット
メリット
✅ 子どもに合った学習環境が整う
✅ 興味関心を深める自由なカリキュラム
✅ 少人数制で安心感がある
✅ 自己調整学習を実践できる
デメリット
❌ 費用がかかる(公的支援は限定的)
❌ 進路情報が少なく不安を感じることも
❌ 出席扱いは学校の判断に左右される
フリースクールの費用と支援制度
一般的な費用の目安は以下の通りです。
- 入会金:1〜5万円
- 月謝:1〜5万円程度(通学日数による)
- その他:教材費・体験活動費など
自治体によっては補助金制度もあります。横浜市の場合は、学校との連携で出席扱いになるケースがあるため、事前に相談しておくと安心です。
フリースクールの選び方
選ぶ際には以下を確認しましょう。
✅ 子どものペースに合ったカリキュラムか
✅ 体験入学ができるか
✅ 通学型かオンライン型か
✅ 出席扱いになるかどうか
卒業後の進路
フリースクールを経て選べる進路は多様です。
- 高校進学(通信制・定時制・全日制)
- 高卒認定試験
- 専門学校・大学進学
- 就職や社会参加支援
進路が限定されるわけではなく、子どもに合った道を模索できます。
横浜市のハートフルとの違い
横浜市には公的な不登校支援「ハートフル」もあります。
- 無料で利用できる
- 学校復帰を前提とした支援が多い
- 出席扱いになりやすい
対してフリースクールは有料ですが、学校復帰を前提とせず、自由度の高い学びが可能です。
第3の選択肢:MOANAVIオルタナティブスクール
フリースクールやハートフル以外に、横浜には MOANAVIオルタナティブスクール という選択肢もあります。
- 公立小中学校と連携 → 出席認定率100%
- 子ども一人ひとりのペースに寄り添う学び
- 「STUDY POINT」システムで学習のプロセスを評価
- STEAM教育(科学・言語・人間・創造)によるテーマ学習
- 2026年4月にはモアナビ協創学園が開校予定 → 希望者はそのまま進学可能
不登校のお子さんにとって「今から安心して学べ、将来も見通せる」環境です。
よくある質問(FAQ)
Q. フリースクールに通っても義務教育は大丈夫?
A. 在籍校と連携すれば出席扱いになる場合があります。
Q. 進学に不利になる?
A. 通信制や私立高校、大学進学も可能です。学び方次第で選択肢は広がります。
Q. 学校と並行して通える?
A. 放課後のみ利用可能なフリースクールもあります。
まとめ:子どもに合った学びを選ぼう
フリースクールは、不登校のお子さんにとって大切な居場所です。
しかし、選択肢はそれだけではありません。
MOANAVIオルタナティブスクール なら、出席認定を確保しつつ、子どもが自分らしく学べる環境を整えています。さらに2026年4月には「モアナビ協創学園」への進学も保証。
✅ 今から学びを始め、将来につなげたいご家庭に最適です。
👉 まずは見学・体験からお越しください。
記事を書いた人

西田 俊章(Nishida Toshiaki)
STEAM教育デザイナー / MOANAVIスクールディレクター
理科・STEAM教育の専門家として、20年以上にわたり子どもたちの学びに携わる。文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』の著者であり、TVやラジオで教育解説の経験ももつ。「体験×対話」の学びを大切にし、子どもたちが楽しく学べる環境を提供している。
📚 経歴・資格
✅ 文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』著者
✅ 元公立小学校教員(教員歴20年)
✅ 横浜国立大学大学院 教育学研究科 修士(教育学)
✅ TVK『テレビでLet’s study』理科講師として出演
✅ Fm yokohama『Lovely Day』でSTEAM教育を解説