横浜でSTEAM教育!子どもたちが学びながら楽しむ「ペーパーブリッジ」「ペーパータワー」「ゆらゆらバランス」の活動

今日は、横浜市立戸部小学校のキッズクラブでSTEAM教育の出前事業を行いました。3つのプログラムを通して、子どもたちは創造力を発揮し、チームワークを学びながら、物理の原理を楽しく体験しました。プログラムは「ペーパーブリッジ」「ペーパータワー」「ゆらゆらバランス」で、子どもたちはそれぞれの課題に対して工夫を重ね、最後には「アイデアで形を工夫することが大切だ」と気づきを得ることができました。今回は、その活動の詳細をお伝えしながら、STEAM教育の価値やMOANAVIの教育理念についても紹介します。

学校に行きづらい日があっても、
学びを止めない選択肢があります。

モアナビ協創学園では、
一人ひとりの現在地から、
無理のない一歩を整えていきます。

👉 実際の学びの様子を見る

STEAM教育の重要性

STEAM教育とは、Science(科学)Technology(技術)Engineering(工学)Arts(芸術)Mathematics(数学)の5つの分野を統合的に学ぶ教育方法です。この教育法は、単に知識を身につけるだけでなく、問題解決能力や創造性、協力して物事を成し遂げる力を育むことを目的としています。

今回の活動も、子どもたちが学びながら楽しむことで、これらの力を自然に養うことを狙いとしています。例えば、ペーパーブリッジでは物理の基本である力学を、ペーパータワーでは構造力学や安定性のバランスを、ゆらゆらバランスでは重心や安定性の考え方を学びました。それぞれの活動を通じて、子どもたちが自分で問題を発見し、解決策を見つける過程を体験しました。


各プログラムの内容と学び

ペーパーブリッジ

まず最初に行ったのは「ペーパーブリッジ」。このプログラムでは、A4サイズの紙1枚を使って、おもりを乗せても壊れない丈夫な橋を作るという課題に挑戦しました。子どもたちは、紙を重ねて厚くしたり、三角や蛇腹に折ったりすることで強度を高める工夫をしました。

振り返り発表の場面では、段ボールトラス構造ハニカム構造についての解説を行い、形を工夫することで強度が変わることを学びました。子どもたちは、構造物がどのように力を分散させるのかを理解し、自分たちで試行錯誤を重ねながら強い橋を作ることができました。

ペーパータワー

次に行ったのは「ペーパータワー」。このプログラムのルールはシンプルですが、非常にチャレンジングでした。1人3枚のA4サイズの紙を使い、なるべく高いタワーを作るという課題です。切ったり貼ったりせず、紙の使い方を工夫していきます。

最初、子どもたちは90センチほどのタワーを簡単に作りましたが、高さが増すごとに安定性を保つのが難しくなり、思わぬ問題に直面しました。しかし、その後、協力を始めたグループもあり、複数のグループでタワーを150センチまで作ることができました。ここでは、形を工夫して限界を突破するという学びがあり、子どもたちはアイデアを出し合いながら解決策を見つけていきました。

ゆらゆらバランス

最後に行ったのは「ゆらゆらバランス」。針金を使って、やじろべえを作る活動です。この活動では、針金を曲げて、重心を支点より下げることで倒れない不思議を体験しました。子どもたちは針金を自由に曲げ、重心の位置や形状を工夫しながら、自分だけのやじろべえを作り上げました。

その後、画用紙を使って思い思いのデザインのおもりを作り、やじろべえを動かしながらその動きがどのように変わるのかを試しました。子どもたちは、針金の形を工夫して面白い動きを探し続け、試行錯誤を重ねていました。


子どもたちの反応と成長

活動を通して、子どもたちは物理的な原理だけでなく、協力する力や創造力も身につけました。例えば、ペーパーブリッジの課題で「こうすればもっと強くなるかもしれない!」といったアイデアを出し合う姿や、ペーパータワー協力しながら目標に向かって一丸となって取り組む様子が見られました。また、ゆらゆらバランスでは、他の子どもたちとアイデアを交換し合い、自分の発想を試すことの楽しさを感じ取っていた様子が印象的でした。

活動終了後には、子どもたちから「楽しかった」「またやりたい」「アイデアで形などを工夫することが大切だ」といった感想がたくさん寄せられました。これらの感想から、今回の活動が学びの過程を楽しみながら実感できるものであったことが伺えました。


未来に向けた学びの意義

今回の活動を通じて、STEAM教育の効果を実感しました。子どもたちは、ただ知識を得るのではなく、自分で考え、協力し、創造する力を育てることができました。将来的には、このような学びを通じて、社会の課題を解決する力や、変化する社会に対応する柔軟な思考を持つ大人になっていくことが期待されます。

MOANAVIでは、次回のプログラムもさらに高度な内容に挑戦し、子どもたちが未来に向けてどんどん成長できる環境を提供していきます。


MOANAVIについて

MOANAVIは、学びの楽しさを重視し、子どもたちの好奇心や創造力を引き出すSTEAM教育を提供する学びの場です。自分のペースで学びながら、問題解決能力や協力する力を育むことを大切にしています。今回の活動のように、子どもたちが自ら考え、挑戦し、協力しながら成長できる環境を提供しています。

記事を書いた人

西田 俊章(Nishida Toshiaki)

STEAM教育デザイナー / 株式会社MOANAVI代表取締役

理科・STEAM教育の専門家として、20年以上にわたり子どもたちの学びに携わる。文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』の著者であり、TVやラジオで教育解説の経験ももつ。「体験×対話」の学びを大切にし、子どもたちが楽しく学べる環境を提供している。

📚 経歴・資格
✅ 文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』著者
✅ 元公立小学校教員(教員歴20年)
✅ 横浜国立大学大学院 教育学研究科 修士(教育学)
✅ TVK『テレビでLet’s study』理科講師として出演
✅ Fm yokohama『Lovely Day』でSTEAM教育を解説


新着記事

「それ、教科書のどこに書いてある?」同じ机で学んだ6年生たちの社会の時間
社会の教科書を真ん中に置き、「国民の権利と義務」と「政治の仕組み」という異なる単元を学んだ2人の6年生。別々のプリントに取り組みながらも、同じ教科書を開き、お互いに確かめ合い、教え合いながら学習を進めていました。答えを与えられるのではなく、自分で調べ、考え、仲間と対話しながら理解を深めていく。MOANAVIで実際に見られた、学びがつながる教室の一場面を記録しました。
「前は書けなかったのに」何度も取り組んだ社会で見えた小さな変化
社会の学習で何度も取り組んでいた内容。東日本大震災に関する問いがなかなか定着しなかった子どもが、今回ついに前回書けなかった問題に答えられました。繰り返し学ぶことの価値と、小さな成長の積み重ねが見えた実践記録です。
問題の意味がわからなかった。でも、自分の知識で答えを見つけた日
理科の「月と太陽」の学習で、問題文が何を聞いているのかわからず立ち止まった子ども。しかし一緒に内容を整理していく中で、これまで学んできた知識を使いながら自分で答えを導き出しました。続く「水よう液の性質」の学習でも知識の定着が見られた、MOANAVIの実践記録です。
「母が地震の動画を観ていたから解けました」教室の外でつながった社会の学び
「母が地震の動画を観ていたから解けました。」社会の問題を解いた子どもが残した一言から見えてきたのは、学びが教室の中だけで完結していないという事実でした。最小公倍数や円周の学習での試行錯誤、新しく知った「友好都市」という言葉との出会い。家庭での経験と学校の学びが自然につながった一日の実践記録です。子どもの学力は何によって育つのか、そのヒントが見えてきます。
「わり算を何かいもやるとたのしい」初めての文章問題に挑戦した日
「わり算パズルはだいすき」「わり算を何かいもやるとたのしい」と話していた子が、初めてわり算の文章問題に挑戦。九九で答えを探しながら考え、難しい問題では筆算という新しい方法にも出会いました。好きな学びを積み重ねる中で見えた、小さくても確かな成長の記録です。
タイトルとURLをコピーしました