
横浜市 不登校支援
ハートフルとフリースクールの違いを徹底解説
この記事でわかること
- 横浜市の不登校支援制度「ハートフル」の特徴と利用方法
- 民間の「フリースクール」との違い(費用・自由度・出席認定)
- どんな子どもにどちらが向いているのか
- 第3の選択肢「MOANAVIオルタナティブスクール」のメリット
はじめに|横浜市で不登校支援を探している保護者の方へ
「学校に行けない」「行きたくない」――お子さんがそう感じているとき、保護者として最も悩むのは「どんな支援や学びの場を選べばいいのか」ではないでしょうか。
横浜市には、公的支援である 「ハートフル」 と、民間が運営する 「フリースクール」 という2つの代表的な選択肢があります。
本記事では、それぞれの特徴・メリット・デメリットを比較し、さらに第3の選択肢として MOANAVIオルタナティブスクール を紹介します。
横浜市の不登校支援にはどんな選択肢がある?
横浜市では、不登校の子どもを支える仕組みとして大きく3つの学びの場があります。
- 公的支援制度「ハートフル」
- 民間の「フリースクール」
- オルタナティブスクール「MOANAVI」
それぞれの違いを整理していきましょう。
ハートフルとは?横浜市が運営する不登校支援
ハートフルの概要
「ハートフル」は、横浜市教育委員会が提供する不登校児童・生徒向けの支援制度です。小・中学校に通う子どもが、学習や体験活動を通じて社会とのつながりを持つことを目的としています。
主な種類
- ハートフルルーム(通室型)|小中学校内に設置され、少人数で学習支援を受けられる。
- ハートフルみなみ(民間委託型)|体験学習や交流の自由度が高い。
- 校内ハートフル|在籍校内に設置され、学校復帰を目指す。
- ハートフル西部(地域支援型)|地域と連携した支援を展開。
新しい動き
2025年8月、上大岡駅直結に 「ハートフルセンター上大岡」 が開設されました。従来のスペースを集約し、専門スタッフや広い施設を備えており、利用しやすさが向上しています。
メリット・デメリット
✅ 公的支援なので無料
✅ 出席扱いになりやすい
✅ 専門スタッフのサポートがある
❌ 利用できる場所や時間が限られる
❌ 学びの自由度が低く、学校復帰が前提
フリースクールとは?民間の自由な学びの場
フリースクールの概要
フリースクールは、学校に通わない子どもが自分のペースで学べる民間施設です。決まったカリキュラムはなく、興味や関心に合わせて活動を行います。
特徴
- 学びの自由度が高い
- 少人数で個別対応が可能
- 学校復帰だけでなく通信制高校や他の進路にも対応
メリット・デメリット
✅ 子どもの個性を尊重できる
✅ アート・音楽・自然体験など多彩な活動
✅ 不登校の子どもが安心して過ごせる
❌ 有料(月謝・入会金あり)
❌ 出席扱いは教育委員会や学校の判断による
❌ 学校復帰を必ずしも目指さない
ハートフルとフリースクールの違いを比較
| 項目 | ハートフル(公的支援) | フリースクール(民間) | 
|---|---|---|
| 運営 | 横浜市 | NPO・団体・個人 | 
| 費用 | 無料 | 有料 | 
| 学びの自由度 | 低い(学校に近い) | 高い(子どもに合わせる) | 
| 学校復帰方針 | 基本的に目指す | 必ずしも目指さない | 
| 出席扱い | ほぼ確実 | 判断次第 | 
| 活動内容 | 学習支援・適応指導 | 学習・創作・体験活動 | 
👉 横浜市に住む保護者にとって、「費用はかからないが自由度が低いハートフル」か、「有料だが子どもに合わせやすいフリースクール」かの選択になります。
第3の選択肢|MOANAVIオルタナティブスクール
ハートフルやフリースクール以外にも、横浜には新しい学びの場があります。
それが MOANAVIオルタナティブスクール です。
- 公立小中学校と連携し 出席認定率100%
- 子どもが学び方を選べる STEAM教育 とプロジェクト型学習
- 2026年4月には モアナビ協創学園 が開校予定。現在の在籍生はそのまま進学可能
👉 学校復帰を急がず、自分らしい学びを求める子どもにぴったりです。
保護者が選ぶときのヒント
- ハートフルが向いている子ども
 学校復帰を目指したい/無料で支援を受けたい/学校に近い環境を望む
- フリースクールが向いている子ども
 自由な学びをしたい/学校以外の進路を検討したい/創作や体験活動を重視したい
- MOANAVIが向いている子ども
 出席認定を確保したい/学校復帰を急がずに学びたい/将来の進学まで見据えたい
まとめ|お子さんに合った学びの場を選ぼう
横浜市の不登校支援は「ハートフル」や「フリースクール」だけではありません。
大切なのは お子さんが安心して学べる環境を選ぶこと です。
MOANAVIオルタナティブスクールなら、今から学びをスタートし、将来の進学も安心です。
記事を書いた人

西田 俊章(Nishida Toshiaki)
STEAM教育デザイナー / MOANAVIスクールディレクター
理科・STEAM教育の専門家として、20年以上にわたり子どもたちの学びに携わる。文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』の著者であり、TVやラジオで教育解説の経験ももつ。「体験×対話」の学びを大切にし、子どもたちが楽しく学べる環境を提供している。
📚 経歴・資格
✅ 文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』著者
✅ 元公立小学校教員(教員歴20年)
✅ 横浜国立大学大学院 教育学研究科 修士(教育学)
✅ TVK『テレビでLet’s study』理科講師として出演
✅ Fm yokohama『Lovely Day』でSTEAM教育を解説

 
 


 
  
  
  
  
 