子どもの「考える力」を育てよう! 創造性と批判的思考ってなに?

「これって本当に正しいの?」
「どうしたら、もっと面白くできる?」

子どもがこんなふうに考えられるようになったら、素敵ですよね! 実は、これが「創造性(クリエイティビティ)」と「批判的思考(クリティカル・シンキング)」という、これからの時代に大切な力です。

教育の専門家によると、この2つの力は、未来の社会でとても役立つと言われています。たとえば、

  • 新しいアイデアを生み出す力(=イノベーション)
  • 心が安定して幸せを感じやすくなる(=ウェルビーイング)
  • 相手の意見も大切にしながら、自分の考えを伝える力(=民主主義社会に必要な力)

この3つに大きく関わっているんです!


新しいアイデアを生み出す力(イノベーション)

「こんなモノがあったら便利じゃない?」
とワクワクしながら考えるのが、創造性

でも、新しいアイデアは、それだけでは役に立ちません。
「本当にうまくいくかな?」
と考えて、試したり改善したりするのが批判的思考です。

家庭でできること

「未来のまちを考えてみよう!」
お子さんと一緒に、**「こんなまちに住みたい!」**という理想を考えてみるのも楽しいですよ!
例えば、

  • 「空飛ぶ自転車があったらいいな!」
  • 「ゴミを自動で片付けるロボットがいたら?」
    と、自由にアイデアを出した後に、
    「じゃあ、そのロボット、どうやって動くの?」
    と一緒に考えてみると、創造性と批判的思考の両方が育ちます!

心が安定して、幸せを感じやすくなる(ウェルビーイング)

子どもは、成長する中でたくさんの悩みや不安を感じますよね。
そんなとき、**「自分の気持ちを表現する力」「問題を冷静に考える力」**があると、乗り越えやすくなります。

家庭でできること

「お絵かきや日記で気持ちを表そう!」
お子さんがイライラしているときや、もやもやしているときに、**「今日はどんな気分?」**と聞いてみましょう。

  • 絵に描いてみる
  • ノートに書いてみる
  • お話にしてみる

表現すると、気持ちがスッキリしますし、あとから「どうしてそう思ったのか?」を考えられるようになります。


相手の意見も大切にしながら、自分の考えを伝える力(民主主義社会で必要な力)

今の時代、SNSやニュースなどで、いろんな情報が飛び交っています。
**「これ、本当に正しいのかな?」**と考える力が大事になっています。

家庭でできること

「ニュースを一緒に考えよう!」
例えば、テレビやネットで話題になっていることについて、**「どう思う?」**と聞いてみるのもいいですね。

  • 「どうしてこの人はこう言ってるんだろう?」
  • 「もし自分がリーダーだったら、どうする?」

こうした会話を積み重ねることで、自分の意見を持ちつつ、相手の考えも大切にする力が身についていきます。


まとめ

創造性と批判的思考は、未来の社会でとても大切な力です!
でも、難しく考えなくても大丈夫。

  • 「未来のまちを考えてみる」→ 新しいアイデアを生み出す力
  • 「お絵かきや日記を書く」→ 自分の気持ちを整理する力
  • 「ニュースについて話してみる」→ 相手の意見も大切にしながら、自分の考えを持つ力

こんなふうに、日常のちょっとした工夫で、子どもの「考える力」はぐんぐん伸びていきます!

ぜひ、今日からお子さんと一緒に試してみてくださいね!

MOANAVIで「考える力」を育てる学びを!

MOANAVIでは、創造性や批判的思考を育てるSTEAM教育を大切にしています。
「スマートシティとIoT」「未来の街づくり」など、子どもたちが楽しく学びながら、自分のアイデアを形にできるプログラムを実施中!

「子どもに、もっと考える力をつけさせたい!」と思ったら、ぜひMOANAVIのプログラムをチェックしてみてください!

📢 最新のワークショップ情報はこちら 👇
MOANAVIの公式サイト

記事を書いた人

西田 俊章(Nishida Toshiaki)

STEAM教育デザイナー / 株式会社MOANAVI代表取締役

理科・STEAM教育の専門家として、20年以上にわたり子どもたちの学びに携わる。文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』の著者であり、TVやラジオで教育解説の経験ももつ。「体験×対話」の学びを大切にし、子どもたちが楽しく学べる環境を提供している。

📚 経歴・資格
✅ 文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』著者
✅ 元公立小学校教員(教員歴20年)
✅ 横浜国立大学大学院 教育学研究科 修士(教育学)
✅ TVK『テレビでLet’s study』理科講師として出演
✅ Fm yokohama『Lovely Day』でSTEAM教育を解説


新着記事

これからの時代、通知表は本当に必要?これからの時代に求められる新しい評価のかたち
これまでの通知表は、子どもの学力を一括して数字で示す「総括的評価(エバリュエーション)」が中心でした。しかし、子どもたちの学びのあり方が多様化する中で、これだけでは個々の成長を十分に捉えきれなくなっています。今、注目されているのが「形成的アセスメント」です。これは、学びの過程に寄り添い、子ども自身が成長を実感できる評価のあり方です。本記事では、通知表の役割を見直しつつ、MOANAVIが実践する新しい評価方法についても紹介します。
【保存版】共働き家庭の小学生の夏休みの過ごし方|安心・安全・成長につながる実践アイデア集
共働き家庭にとって、夏休みは子どもの過ごし方に悩む時期。留守番や学童、習い事など多様な選択肢がありますが、子どもの安全と成長のバランスをどう取るかが重要です。この記事では、夏休みの過ごし方のパターン、安全に過ごすための工夫、自宅でできるお手伝いや学びのヒントを幅広くご紹介します。MOANAVIでもSTEAM教育を取り入れたサマープログラムを実施中。日中の学びの場を探している方にもおすすめの内容です。
【参加者募集】未来の街をデザインしよう!〜スマートシティをつくる1時間〜
7/27(日) にしとも広場で開催・小学生対象のSTEAMワークショップ。夏休みの自由研究にもぴったり!西区の「街の名人・達人連携事業」として、MOANAVIが企画・運営するワークショップを7月27日(日)10:00〜11:00に開催します。テーマは【スマートシティをデザインしよう!】。テクノロジーやアイデアの力で、わくわくするような未来の街を一緒につくってみませんか?
なぜ今の授業はこうなっているの?学習指導要領の変遷と社会の変化をわかりやすく解説
今の子どもたちが受けている授業は、私たちが子どもの頃に経験したものとはかなり異なります。グループで話し合う、探究活動をする、プロジェクト型の学びなど、授業スタイルも変化しています。その背景には「学習指導要領」という国の教育基準が関係しています。この記事では、戦後から現在、そして未来に向けて、学習指導要領がどのように変化してきたのかを、社会の変化とともにわかりやすく解説します。
オルタナティブスクールとは?教育の新しい選択肢とMOANAVIの取り組み
今、注目を集めている「オルタナティブスクール」。不登校や学校に馴染みにくい子どもたちの受け皿として、全国的にニーズが高まっています。この記事では、「オルタナティブスクールとは何か?」という基本から、主な特徴や教育理念、最新の統計データまでを分かりやすく解説。さらに、横浜市内でSTEAM教育と自己調整学習を融合した独自の取り組みを行うMOANAVIの事例を紹介し、どんな家庭や子どもに向いているのかを具体的に解説します。
タイトルとURLをコピーしました