PR

二重符号化理論とは?記憶の種類を活かした勉強法を具体例で解説|言葉+イメージで記憶力アップ!

「勉強したのにすぐ忘れてしまう…」
「暗記が苦手で覚えられない…」

そんな悩みを解決するカギが、二重符号化理論(Dual Coding Theory) と 記憶の種類の活用 です。

本記事では、心理学の知見をもとに「なぜ記憶に残るのか」を解説しながら、算数・国語・英語・理科・社会など教科別の具体的な勉強法、さらに家庭で取り入れられる工夫まで紹介します。


スポンサーリンク

二重符号化理論とは?【基礎知識】

Dual Coding Theoryを提唱した心理学者ペイビオ

カナダの心理学者 アラン・ペイビオ(Allan Paivio) が提唱した「二重符号化理論」は、学習効果を高める心理学の理論として知られています。

言葉+イメージで記憶が強化される仕組み

人間の脳は情報を 言語的システム(言葉・文字)と 非言語的システム(図・映像・イメージ)の2つで処理しています。
この両方を組み合わせることで記憶が定着しやすくなります。

例:

  • 英単語「apple」を文字だけでなく🍎のイラストと一緒に覚える
  • 歴史の年号をただ暗記するのではなく、人物の似顔絵と一緒に覚える

➡ 言葉+イメージを活用することで「記憶の強化」が可能になります。


スポンサーリンク

記憶の種類と学習への活用法

意味記憶

知識や概念を理解するための記憶。
例:九九、漢字の読み、歴史の用語。

エピソード記憶

体験やストーリーに基づく記憶。
例:実際の実験の体験、物語を読んだときの感情。

手続き記憶

体を使った動作で身につく記憶。
例:自転車の乗り方、計算のやり方、英語の音読。

➡ この3つの記憶を意識して学習に組み込むと、効率的に覚えられます。


スポンサーリンク

二重符号化理論×記憶の種類で効果的に学ぶ方法【教科別】

算数・数学の勉強に活かすコツ

  • 九九や公式はリズムや歌で繰り返す(手続き記憶)
  • 文章題は図や絵に変換する(意味記憶+イメージ)
  • 図形問題は折り紙で実際に形を作る(体験+エピソード記憶)

国語・読解力を伸ばす勉強法

  • 漢字を絵やイメージと結びつける(意味記憶)
    例:「森=木が3つ 🌳🌳🌳」
  • 物語はイラスト化や人物相関図で整理する(エピソード記憶)

社会(歴史・地理)の暗記を楽しくする方法

  • 歴史の出来事を漫画やストーリーで覚える(エピソード記憶)
  • 地理は地図に名産品やイラストを描き込む(意味記憶+イメージ)
  • 年表をイラスト入りで作る(例:織田信長🔥、坂本龍馬⚓️)

理科(実験・観察)で身につく学習法

  • 実験の流れをイラストで描く(意味記憶+イメージ)
  • 動植物の観察スケッチをする(エピソード記憶)
  • 化学反応を動画で視覚的に確認(非言語的システム)

英語の単語・文法を定着させる方法

  • 単語カードに絵を描いて覚える(意味記憶+イメージ)
  • 動作をしながら単語を覚える(手続き記憶)
  • 音読をリズムに合わせて行う(手続き記憶+二重符号化)

スポンサーリンク

二重符号化理論を使った勉強法のメリット・デメリット

メリット

  • 記憶の定着が早い
  • 理解が深まり、応用が効く
  • 勉強が「楽しい」と感じやすい

デメリット

  • 言葉+イメージの工夫に時間がかかる
  • 教材や親の工夫が必要になる場合がある

スポンサーリンク

家庭でできる二重符号化学習の実践例

小学生の家庭学習に取り入れる方法

  • 漢字練習にイラストを添える
  • 算数文章題を絵にする
  • 家庭科の料理を写真付きで記録

中高生の受験勉強に役立つ工夫

  • 英単語帳にイラストを書き足す
  • 歴史年表に人物イラストを入れる
  • 理科の実験ノートに図を描く

保護者がサポートできるポイント

  • 子どもが描いたイラストを「いいね」と承認する
  • 暗記カードを一緒に作る
  • 話しながら学習内容を整理する

スポンサーリンク

まとめ|二重符号化理論で「覚えられない」を解決しよう

  • 二重符号化理論=言葉+イメージで記憶を強化
  • 記憶の種類(意味・エピソード・手続き)を意識する
  • 教科ごとに適した方法で取り入れると効果大

この方法を取り入れることで、「覚えられない…」が「楽しく覚えられる!」に変わります。
ぜひ家庭学習や日々の勉強に取り入れてみてください。

スポンサーリンク

記事を書いた人

西田 俊章(Nishida Toshiaki)

STEAM教育デザイナー / MOANAVIスクールディレクター

理科・STEAM教育の専門家として、20年以上にわたり子どもたちの学びに携わる。文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』の著者であり、TVやラジオで教育解説の経験ももつ。「体験×対話」の学びを大切にし、子どもたちが楽しく学べる環境を提供している。

📚 経歴・資格
✅ 文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』著者
✅ 元公立小学校教員(教員歴20年)
✅ 横浜国立大学大学院 教育学研究科 修士(教育学)
✅ TVK『テレビでLet’s study』理科講師として出演
✅ Fm yokohama『Lovely Day』でSTEAM教育を解説


スポンサーリンク

新着記事

学習習慣が崩れた子どもへの対応|小学生・中学生の勉強習慣を立て直す方法
子どもの学習習慣が崩れたとき、単に「勉強しなさい」と言うだけでは解決しないことがあります。本記事では小学生・中学生の勉強習慣が崩れる原因を、自己調整学習・最近接発達領域(ZPD)・自己決定理論などの教育理論をもとに整理し、家庭でできる学習習慣の立て直し方を解説します。横浜で学びの環境を探している保護者にも参考になる視点を紹介します。
子どもの成績低下が続くときに見るべきポイント|勉強しているのに成績が下がる理由と対応
子どもの成績低下が続くとき、多くの保護者は不安を感じます。しかし成績の変化は必ずしも能力の問題ではありません。学習方法、課題の難易度、学習習慣、学びへの自信など、さまざまな要因が影響します。本記事では、勉強しているのに成績が下がる理由を整理しながら、家庭で見ておきたいポイントや対応の考え方を解説します。
【実践記録|2026.03.12】答えを見ながら理解が深まるとき|算数の学習から見えた子どもの学習行動
MOANAVIの教室では、子どもたちは「三角形の角度」「等しい分数」「平均」「小数点の掛け算」などの算数の単元に取り組みながら、自分の理解の状態に合わせて学習を進めています。本記事では2026年3月12日の実践記録をもとに、答えを確認しながら理解を作っていく子どもの学習行動と教師のサポートを紹介し、Bransfordの学習環境デザインや最近接発達領域(ZPD)、自己調整学習の視点から学びのプロセスを整理します。
感覚過敏の子どもが学校で困る理由|音・光・匂いがつらいときの理解と対応
感覚過敏の子どもは、教室の音・光・匂いなどの刺激を強く感じることがあります。その結果、学校で強く疲れたり、授業に集中できなかったりすることもあります。本記事では、感覚過敏の子どもが学校で困る理由を整理しながら、家庭でできる対応や学びの環境の考え方を解説します。学校環境との相性や少人数の学習環境という選択肢についても紹介します。
クラス替え後に不調が出る理由|元気がない・学校に行きたくない子どもへの向き合い方
クラス替えのあとに子どもの元気がなくなった、学校に行きたくないと言うようになった――そんな変化に不安を感じる保護者は少なくありません。クラス替えは人間関係や学習環境が大きく変わる出来事であり、一時的な不調が出ることもあります。本記事では教育学・心理学の視点からクラス替え後の不調の理由を整理し、家庭でできる対応や注意したいサイン、学びの選択肢について解説します。
タイトルとURLをコピーしました