
不登校の不安が希望に変わる
オルタナティブスクール
オルタナティブスクールでは、子どもの発達に応じた独自のカリキュラムで学習を進めます。子どもと先生の距離が近く、一人ひとりに合わせた学習を行うことができます。この記事では、不登校で悩むご家庭がオルタナティブスクールを選択することのメリットについて詳しく解説します。
不登校の悩みが希望に変わるオルタナティブスクールがあります


オルタナティブスクールでは学習指導要領で示されている内容と程よい距離感で付き合いながら、子どもの発達に応じた独自のカリキュラムで学習を進めます。子どもと先生の距離が近く、一人ひとりに合わせた学習を行うことができます。
オルタナティブスクールは、小学校の入学時から特別な教育カリキュラムを求めて入学したり、公立の小学校に入学したものの、環境になじめなかったりする場合に選択することが多いです。
オルタナティブスクールには、インターナショナル、イエナプラン、シュタイナー、サドベリーなどがあり、様々な独創的なカリキュラムが提供されています。
不登校になると、子どもも保護者もたくさん悩み、教育へのアンテナが高くなります。学校に戻ろうと様々な取り組みをするので、子どもも保護者も心身ともに消耗してしまいます。
「学校に戻る」以外の選択が、子どもと保護者を守り、子どものより良い成長へとつながる場合があります
不登校を経験することで、子どもも保護者もとても消耗しています。「無理して学校に戻らない」ことで、子どもと保護者が平穏な時間を取り戻すことができることがあります。
自宅に籠ることで、学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することも事実
まずは心身の消耗をリセットし、回復することが大切です。回復期に「このままで大丈夫なのだろうか。」「遅れは取り戻せるのだろうか。」といった新たな不安が生まれるかもしれません。現代の社会システム上、確かに学業の遅れや進路選択上納利益、社会的自立へのリスクが存在することは事実です。
こうしたリスクに対応しようと、保護者と子どもが一歩踏み出した時、オルタナティブスクールやフリースクールは大きな力となることができます。
子どもと保護者が心身を回復しながら、一人ひとりの状態に合わせたサポートができるのがオルタナティブスクールやフリースクールです。
特にオルタナティブスクールでは、独自のカリキュラムで、子どもたち一人ひとりが自分の良さを発揮しながら学べる環境が用意されています。一般的な公立学校よりも効率的に学習できるので、学習の遅れはすぐに取り戻すことができますのでご安心ください。
オルタナティブスクールは、いわばオーダーメイドの私立学校なのです。
最高の教育環境となるオルタナティブスクールは、かけがえのないお子様の人生への贈り物です。
STEAM教育で学ぶオルタナティブスクール
STEAM教育とは

現代社会では、新たな問題や課題に対して創造的なアプローチが求められています。そのため、教育界でいま最も注目を集めているのがSTEAM教育です。
STEAM教育は科学、技術、工学、アート、数学を統合した総合的な学習領域です。
MOANAVIオルタナティブスクール
MOANAVIはSTEAM教育を取り入れたオルタナティブスクールです。
公立の小中学校と連携して出席認定に対応しているため、MOANAVIに出席した日は在籍している公立小中学校に出席したものとみなされます。そのため、MOANAVIに通うことで公立の小中学校の卒業資格を取得することができます。
STEAM教育を行うために必要なので、算数などの各教科の基礎的な学習を、子ども一人ひとりの理解度に合わせて繰り返し行います。苦手が見つかれば、苦手の原因となっている単元まで戻ってじっくりと学び直します。得意であること、習得していることが確認できれば、次のステップにどんどん学びを進めます。
1校8人までの少人数の学校で、通っている子どもたちの学年もバラバラですから、学年に関係なく協力して課題に取り組んだり教え合ったりしています。

一人ひとりみんな違う課題に取り組んでいても、顔が見えて話が聞こえる程よい距離感で学んでいるので、自然と様々な課題についての情報に触れることができ、予習や復習が行われるというメリットがあります。
飛び級もできる効率的なカリキュラム
MOANAVIでは、公立の小中学校で学ぶ各教科の知識と技能を全て習得することができるように進めています。子どもの現在の能力に合わせて効率よく学習を進めるので、教科によっては次の学年で学習する内容にどんどん進むことができます。
不登校になると、学習の遅れが心配になることもあるかもしれませんが、MOANAVIでは1〜2年の学習の遅れは問題なく取り戻すことができ、さらに先へと学びを進めることができます。
小学校卒業時に、地元の公立中学校に進学することに抵抗がある場合でも安心してください。MOANAVIでは進路選択に必要な学力をしっかりと身につけることができます。
対話と体験を大切にした学び

MOANAVIでは、対話と体験をとても大切にしています。
自分の好きなもののこと、楽しかったこと、やりたくないことや嫌いなことなど、MOANAVIに来た子どもたちはたくさん話をします。そして、それをちゃんと聞いてくれる仲間や先生がいます。だから子どもたちはみんな安心して自分のことを話すことができるのです。
とりあえずやってみようか!どうなるかな!?
MOANAVIでは「小さく、早く、何度も試す」ことができる学びの場を大切にしています。何度も小さな失敗を積み重ねながら、納得がいくまでじっくり試せるからこそ、子どもたちは安心して新しいことにも挑戦できるのです。

まちを活用して豊かに学ぶ

定員が8名までとなっているMOANAVIの校舎はとても小さいです。しかし、MOANAVIで学ぶ子どもたちは、130万冊の蔵書数、2000匹以上の生き物、すばらしい美術作品、プラネタリウム、最先端の科学技術、広大な運動場、自然豊かな森でたくさんのことを学んでいます。
MOANAVIの近隣には図書館や美術館、動物園、博物館、大きな公園が集まっているため、これらの施設を積極的に活用しています。
少人数だからこそ機動力が高い



みんなで遊ぶ
ゲームやYoutubeばかりの生活になると、どうしても対人のコミュニケーションが不足して、社会性が育ちにくくなってしまいます。また、子どもはまだまだ「子ども同士で相手のことを思いやって仲良く過ごす」スキルが身についていないため、気づかないうちに友達とトラブルになってしまうこともあります。
MOANAVIでは、先生もいっしょに子どもの輪の中に入ってたくさん遊びます。その中で、「今の言い方だとうまく伝わらないよ」「相手は嫌な気持ちになってしまうかも」などといったコミュニケーションのサポートを行っています。「注意と指導」ではなく、「どうすればよいか」まで子どもに寄り添い、一緒に考えています。
そのため、子どもたちは子ども同士で気持ちよく遊べる環境の中で過ごすことができます。



このほかにも、公園で鬼ごっこやかくれんぼをしたり、ドッチボールやフリスビーで遊んだりするなど、頭と体をフル回転して楽しく遊んでいます。

ものづくりのための材料と道具が充実
STEAM教育は、目的に合わせて価値のあるものを生み出すものづくりの教育であるといえます。
そのためMOANAVIには、木工に必要な道具や電動工具はもちろん、絵の具や色鉛筆画用紙やキャンバスなどの画材、動画を作成したりプレゼンテーションを行ったりするための機材、プログラミングやロボット作成のためのパーツやコンピューター、調理のための道具や家電、実験観察のための器具などがたくさん揃っています。
MOANAVIでは、子どもたちが普段なかなかできないことを体験するだけでなく、道具として使いこなせるようになることを目指しています。

フリースクールとしてのMOANAVI

MOANAVIには毎日通うオルタナティブスクールのほかに、フリースクールとして月に3回通えるコースもあります。公立の学校に時々登校できたり別室登校をしていたりする子どもたちが利用することができます。
フリースクールですが学びの場所として開校しているので、オルタナティブスクールのカリキュラムを一緒に学びます。
また、土曜参観や学校行事などの代休に1日だけ参加できる1dayスクールのコースもあります。1dayスクールもオルタナティブスクールのカリキュラムに参加します。
MOANAVIのオルタナティブスクールに関心のある方は、フリースクールや1dayスクールのコースでまずは体験してみることができます。
直接お話ししたい方、もっと詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。
体験のご予約も受付中です。
記事を書いた人

西田 俊章(Nishida Toshiaki)
STEAM教育デザイナー / 株式会社MOANAVI代表取締役
理科・STEAM教育の専門家として、20年以上にわたり子どもたちの学びに携わる。文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』の著者であり、TVやラジオで教育解説の経験ももつ。「体験×対話」の学びを大切にし、子どもたちが楽しく学べる環境を提供している。
📚 経歴・資格
✅ 文部科学省検定済教科書『みんなと学ぶ 小学校理科』著者
✅ 元公立小学校教員(教員歴20年)
✅ 横浜国立大学大学院 教育学研究科 修士(教育学)
✅ TVK『テレビでLet’s study』理科講師として出演
✅ Fm yokohama『Lovely Day』でSTEAM教育を解説